ムチ🍑ロリ♡Spark Shot🔫

イヴの夜に🔫

イヴの夜に２１

ひとしきり電話口で冗談交じりの近況報告をしあっていると、電源が入れっぱなしだったセックスドールの鈴から調教催促の音声が流れて来た。
『サトル様。鈴、放置プレイだけは・・・はぁはぁ。
　あぁん、鈴のクリトリスがサトル様にもっと躾けて欲しくてコリコリになってますぅ』
「黙れ鈴！ばかっ」
悟は瞬間的に鈴とのプレイの時の口調で鈴に返事を返した。
『ぁはぁん♡
　サトル様ぁ♡はぁん♡
　もっと、もっとなじって下さい♡』
悟の声で罵倒に該当する言葉を拾ったドール鈴のAIが、更に卑猥なセリフを吐いた。
『・・・・何、今の女の声。お前、とうとうリアル彼女出来たのか！？』
浩一は耳ざとくセックスドール『風白鈴』の音声を聞きつけて、悟を問いただした。
音声が聞こえたのならば、声の内容も問い質すべきではなかろうか？と言いたいのだが、普段からサトルの嗜好を知っている浩一は鈴のセリフの内中身については全くつついてこなかった。
「あ、イヤ。これは鈴の声」
悟もＤＶＤとかドラマとか適当にごまかせば良い物を、正直に答えてしまった。
『一軒家なのを良い事にスピーカーでエロゲーかよっ』
「チゲーよ。あ、イヤ、これは。うん」
『・・・何だよ、マジでヘンタイシングルベルかよ。
　しょうがねぇなぁ。
　今年は俺も珍しく今夜一人なんだよ。
　最近良い店見つけたんだ。
　おごってやるから今夜出て来いよ』
「えぇ！？お前がクリスマスに一人！？
　何か事故でも起きたのか！？」
『今日デートするはずだった相手、今頃感染症にかかりやがったんだよ。
　流行り遅れにも程があるぜ』