闇夜の星 暗闇の燈火(やみよの ほし くらやみの ともしび)

蜜月（巣籠もり）

◆◆◆２１

好きな男に自分の一番恥ずかしい所を弄ばれて、シェルは身を捩って悶えた。
「ひぁっ。おくっ、しっぽがっ。あつい舌が・・すきっロモソルーン・・・イクぅ！」
「ふふっ」
ロモソルーンの舌は自分の尻尾を包み込む様に入り込んで、蠢いて、シェルの前立腺付近を捏ね、奥に入り込んでいる尻尾は舌の動きにつられて不規則にシェルの中をかき回した。
「あ――っ」
強くてドロドロとした快楽が、シェルを侵食していく、思考がロモソルーンのくれる快感の事しか考えられなくなって、シェルは自分の足を割って胎の中を犯しているロモソルーンの舌に下枝をこすり着けながら腰を揺らした。
奥をこじられたシェルの腰は、何度も痙攣して、メスイキを繰り返した。
「ぁぁっ。もうクラクラするぅっ。なんれっ？！イッてるのに、足りない、ロモソルーン！」
しがみついたロモソルーンのマズルに弱々しく爪を立て、カリカリと引っ掻いては体を擦り付けた。
シェルの下枝からは先走りが垂れ、ソレはロモソルーンの舌にしみこんだ
ロモソルーンの生殖器もブルリと収納器官から飛び出して来た。
シェルの鼻孔を、何か強烈に甘い様な、美味いしそうな匂いがくすぐった。
シェルはジン・・・っと脳が痺れるのを感じた。
それは、ロモソルーンの魔力を吸収した時に感じる快楽に似ている気がした。
その匂いは、嗅いだだけでシェルの興奮を強めた。
ただでさえ発情状態に陥っているシェルの体は、その匂いに触発されて、悲鳴を挙げたくなるほどロモソルーンの熱を欲しがるようになった。興奮を強めた体は、殊更ロモソルーンとの行為から快楽を拾った。
シェルの瞳孔は今や限界まで開き切て、体は夢中になって快楽をむさぼっている。