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蜜月(巣籠もり)
◆◆◆12
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シェルは夢中でロモソルーンの腰に絡みつき、その逞しい漆黒の体にキスをくり返した。目の前でそそり立つロモソルーンの性器にまたしゃぶり付き、自分の指を胎の中に入れて弄った。
見下ろしていたロモソルーンが、自分の腰にすがるシェルの肩に手を掛け、そのままスルスルと腕をなで上げながら両腕を絡め取り、ゆっくりと押し倒して伸しかかった。
完全に自分に落ちた五年間の思い人を見下ろし、ロモソルーンが勝ち誇った気持ちでクフリと笑った。
「シェル、凄いだろう?発情期の衝動は」
真っ白なか細いシェルの体に漆黒の巨漢がのし掛かる。ロモソルーンの肩や背中に残る鱗がぶつかり合ってキラキラと嬉しそうに音を立てた。
「ロモソルーン・・・。体中が切ない・・・」
「もっと俺を求めろ。もっとだ!」
二人は深く口づけあって、ベッドにその身を沈めていこうとした。
シェルの瞼が潤んで閉じたのと、二人の住む住居の扉が叩かれるのは同時だった。
「ロモソルーン!!ロモソルーン!!」
扉が破壊されるのではないかと思う程の轟音で玄関扉が叩かれた。
「あぁ!?」
巣籠の邪魔をされたロモソルーンが怒りの唸り声を上げながら入口の扉を振り返った。
「やめるんだ、ロモソルーン!いくら何でも成功するものか!」
「ウォルター!やめるのは貴方よ!正気なの!?ロモソルーンの巣籠を邪魔するなんて!
今度こそ殺されかねない所業よ!!」
訪問者はウォルターとその人間の番のルメラだった。
「でも、本当よ!!ロモソルーン。ウォルターから聞いたわ!
貴方も挑戦するつもりなんでしょう!?
初代国王が使った魔術を!
無理よ!人間の寿命を変えるだなんて!
ましてやトホスマ・スダの国民でも無いシェル君をドラゴンと同じ寿命にするだなんて、出来っこない」
「ロモソルーン!シェルを失っても良いのか!?」
見下ろしていたロモソルーンが、自分の腰にすがるシェルの肩に手を掛け、そのままスルスルと腕をなで上げながら両腕を絡め取り、ゆっくりと押し倒して伸しかかった。
完全に自分に落ちた五年間の思い人を見下ろし、ロモソルーンが勝ち誇った気持ちでクフリと笑った。
「シェル、凄いだろう?発情期の衝動は」
真っ白なか細いシェルの体に漆黒の巨漢がのし掛かる。ロモソルーンの肩や背中に残る鱗がぶつかり合ってキラキラと嬉しそうに音を立てた。
「ロモソルーン・・・。体中が切ない・・・」
「もっと俺を求めろ。もっとだ!」
二人は深く口づけあって、ベッドにその身を沈めていこうとした。
シェルの瞼が潤んで閉じたのと、二人の住む住居の扉が叩かれるのは同時だった。
「ロモソルーン!!ロモソルーン!!」
扉が破壊されるのではないかと思う程の轟音で玄関扉が叩かれた。
「あぁ!?」
巣籠の邪魔をされたロモソルーンが怒りの唸り声を上げながら入口の扉を振り返った。
「やめるんだ、ロモソルーン!いくら何でも成功するものか!」
「ウォルター!やめるのは貴方よ!正気なの!?ロモソルーンの巣籠を邪魔するなんて!
今度こそ殺されかねない所業よ!!」
訪問者はウォルターとその人間の番のルメラだった。
「でも、本当よ!!ロモソルーン。ウォルターから聞いたわ!
貴方も挑戦するつもりなんでしょう!?
初代国王が使った魔術を!
無理よ!人間の寿命を変えるだなんて!
ましてやトホスマ・スダの国民でも無いシェル君をドラゴンと同じ寿命にするだなんて、出来っこない」
「ロモソルーン!シェルを失っても良いのか!?」
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