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蜜月(巣籠もり)
◆◆17
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突然体大きく突き上げられて、視界に火花が散った。
息を呑んでロモソルーンを見ると拗ねた表情のロモソルーンがシェルを見下ろしていた。
「こんな時に余所事を考えるな。何を考えていた?ん?」
ゆっさゆっさとイタズラにゆすられて、気持ち良くなっていた腹の中に、一気に強い快感が満ちた。
声を抑える余裕なんて、シェルに有るわけが無かった。
逆に声が出たことに驚いた。
相変わらず、体に力は入らない。
「初めて」
喋れるだろうかと口を動かそうとしてみたら、一応言葉を紡げた。
シェルが喋れる事にはロモソルーンも驚いた様で、突き上げる動きが緩やかになった。
「初めてだって思って、初めてなんだ。誰かをこんなに奥に受け入れるのは、ゴメスは自分が奴隷とする事は絶対しない人だったから。
いま思うと、ちょっと考え辛いけれど、ゴメスは女性だったのかも知れない」
当時はそんな事考える余裕なんて無かったし、シェルにとってゴメスが男だろうが女だるうがどうでも良い事だったから、背格好で今まで男だと思い込んでいたけれど、よく考えると、清潔さに気を使っていたり、装飾品に拘っていたり、どんなに暑くても軽装にならなかったり、男に化けている女の行動の特徴が、記憶のそこかしこにあった。
「え・・・」
シェルの話を聞いて、ロモソルーンがポカンと口を開けた。
「ゴメスは特に、僕がバージンである事については、異常に拘っていた。色んな物で訓練されたけど、誰かの性器を体の中に受け入れたのも、この手で触ったのも、ロモソルーン、君が初めてだ」
ロモソルーンはシェルを見つめながら、瞳を大きく見開いた。
息を呑んでロモソルーンを見ると拗ねた表情のロモソルーンがシェルを見下ろしていた。
「こんな時に余所事を考えるな。何を考えていた?ん?」
ゆっさゆっさとイタズラにゆすられて、気持ち良くなっていた腹の中に、一気に強い快感が満ちた。
声を抑える余裕なんて、シェルに有るわけが無かった。
逆に声が出たことに驚いた。
相変わらず、体に力は入らない。
「初めて」
喋れるだろうかと口を動かそうとしてみたら、一応言葉を紡げた。
シェルが喋れる事にはロモソルーンも驚いた様で、突き上げる動きが緩やかになった。
「初めてだって思って、初めてなんだ。誰かをこんなに奥に受け入れるのは、ゴメスは自分が奴隷とする事は絶対しない人だったから。
いま思うと、ちょっと考え辛いけれど、ゴメスは女性だったのかも知れない」
当時はそんな事考える余裕なんて無かったし、シェルにとってゴメスが男だろうが女だるうがどうでも良い事だったから、背格好で今まで男だと思い込んでいたけれど、よく考えると、清潔さに気を使っていたり、装飾品に拘っていたり、どんなに暑くても軽装にならなかったり、男に化けている女の行動の特徴が、記憶のそこかしこにあった。
「え・・・」
シェルの話を聞いて、ロモソルーンがポカンと口を開けた。
「ゴメスは特に、僕がバージンである事については、異常に拘っていた。色んな物で訓練されたけど、誰かの性器を体の中に受け入れたのも、この手で触ったのも、ロモソルーン、君が初めてだ」
ロモソルーンはシェルを見つめながら、瞳を大きく見開いた。
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