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蜜月(巣籠もり)

◆◆12

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シェルの胎の中は、もうロモソルーンの長い指に絡みつき、締め付けてはうごめき、奥へと誘う様になった。
「ロモソルーン」
もう入れて、と、シェルが縁を薄紅に染め、潤ませた瞳でロモソルーンを見上げたのがきっかけだった。
ロモソルーンはシェルをもう一度湯船のはしに押し付けると両足を大きく開かせて、その間に自分の体をねじり込み、シェルの胎の入口に限界まで固くなっている自分の性器を充てがって、ゆっくりと押し込んだ。
ロモソルーンの熱が、ゆっくりとシェルの奥を突き進んでいった。
二人の最も魔力が蓄積された所が、直に接合され、擦れ、混じり合っていった。
「・・・ぁ?」
小さく喉を鳴らして、シェルが腰を痙攣させた。
気が付いたら射精していた。
射精したのに、シェルの下枝は立ち上がったままだった。
快感も引いていない、むしろジワジワと強くなっていっている気がした。
シェルの胎の中の媚肉は戸惑うシェルとは裏腹に、むさぼる様にロモソルーンの性器に吸い付きうごめいていた。
何が起こったのか理解出来なくて、ロモソルーンを見上げるその瞳は、完全に瞳孔が開ききっていた。
ロモソルーンは、見上げて来たシェルの瞳を見つめ返して、少し困ったような笑顔を作った。
「人間との交わりは、眩暈がするほど気持ちい。分かっていたがたまらねぇな」
ロモソルーンも、つい腰を一気に突き上げそうになって、必死で自分の欲望に静止をかけていた。
二人はお互いの魔力を局部で吸収し合って、今まで経験した事のない程強烈な快楽に呑まれていた。
「シェル、ごめん!俺も限界!」
ロモソルーンは、シェルをきつく抱きしめて、ぐいっと奥まで自分の熱を押し込んだ。

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