288 / 428
暗闇の灯火
◆2
しおりを挟む
シェルは全身に魔力をまとって、ロモソルーンの口に口づけをした。
それは、二人の行為の始まりの宣言の様だった。
口づけを受けて、ロモソルーンがグルリと喉を鳴らし、ゆっくりとシェルに覆いかぶさってきた。
シェルは魔力をまとったまま、ロモソルーンの性器が仕舞われている下腹部にすり寄って体をこすり付けた。
わざとエロティックに腰をくねらせて、体をロモソルーンの下腹部にこすり付け、割れ目をなぞり、下腹部を舐めた。
「シェル」
シェルの名前を呼ぶロモソルーンの声は、欲情で掠れ、いつもよりも少し低くなっていた。
「うん」
シェルは、ただ返事をして、ロモソルーンの下腹部に自分の魔力を押し込んだ。
人間の魔力は、ドラゴンには我を忘れそうになるほど気持ちいい、ロモソルーンはシェルの魔力で強烈な快感を感じて、低く唸った。
力づくで混ぜられたふたりの魔力が渦を巻いて一瞬キラキラとした輝きを放ったかと思うと、ズルリ、と、ロモソルーンの勃起した性器が下腹部の割れ目から出て来た。
テラテラとランプの灯りを反射する、真っ黒なロモソルーンの性器。シェルの胴体よりも大きく、ドラゴンの魔力で溢れかえっている。
シェルは人間だから、ドラゴンの様に目に見えはしないけれど、慣れた人の魔力なら、多少判別できる位の能力は有る。ロモソルーンの魔力は、特別強烈で、シェルには意識しなくても感じ取れた。
単に、恋しいひとの魔力だから、無意識の内に敏感に判別しているだけかもしれないが、分かる事には変わりない。
それは、二人の行為の始まりの宣言の様だった。
口づけを受けて、ロモソルーンがグルリと喉を鳴らし、ゆっくりとシェルに覆いかぶさってきた。
シェルは魔力をまとったまま、ロモソルーンの性器が仕舞われている下腹部にすり寄って体をこすり付けた。
わざとエロティックに腰をくねらせて、体をロモソルーンの下腹部にこすり付け、割れ目をなぞり、下腹部を舐めた。
「シェル」
シェルの名前を呼ぶロモソルーンの声は、欲情で掠れ、いつもよりも少し低くなっていた。
「うん」
シェルは、ただ返事をして、ロモソルーンの下腹部に自分の魔力を押し込んだ。
人間の魔力は、ドラゴンには我を忘れそうになるほど気持ちいい、ロモソルーンはシェルの魔力で強烈な快感を感じて、低く唸った。
力づくで混ぜられたふたりの魔力が渦を巻いて一瞬キラキラとした輝きを放ったかと思うと、ズルリ、と、ロモソルーンの勃起した性器が下腹部の割れ目から出て来た。
テラテラとランプの灯りを反射する、真っ黒なロモソルーンの性器。シェルの胴体よりも大きく、ドラゴンの魔力で溢れかえっている。
シェルは人間だから、ドラゴンの様に目に見えはしないけれど、慣れた人の魔力なら、多少判別できる位の能力は有る。ロモソルーンの魔力は、特別強烈で、シェルには意識しなくても感じ取れた。
単に、恋しいひとの魔力だから、無意識の内に敏感に判別しているだけかもしれないが、分かる事には変わりない。
4
お気に入りに追加
404
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
底辺冒険者で薬師の僕は一人で生きていきたい
奈々月
BL
冒険者の父と薬師の母を持つレイは、父と一緒にクエストをこなす傍ら母のために薬草集めをしつつ仲良く暮らしていた。しかし、父が怪我がもとで亡くなり母も体調を崩すようになった。良く効く薬草は山の奥にしかないため、母の病気を治したいレイはギルのクエストに同行させてもらいながら薬草採取し、母の病気を治そうと懸命に努力していた。しかし、ギルの取り巻きからはギルに迷惑をかける厄介者扱いされ、ギルに見えないところでひどい仕打ちを受けていた。
母が亡くなり、もっといろいろな病気が治せる薬師になるために、目標に向かって進むが・・・。
一方、ギルバートはレイの父との約束を果たすため邁進し、目標に向かって進んでいたが・・・。
狂わせたのは君なのに
白兪
BL
ガベラは10歳の時に前世の記憶を思い出した。ここはゲームの世界で自分は悪役令息だということを。ゲームではガベラは主人公ランを悪漢を雇って襲わせ、そして断罪される。しかし、ガベラはそんなこと望んでいないし、罰せられるのも嫌である。なんとかしてこの運命を変えたい。その行動が彼を狂わすことになるとは知らずに。
完結保証
番外編あり
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
勇者の股間触ったらエライことになった
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
勇者さんが町にやってきた。
町の人は道の両脇で壁を作って、通り過ぎる勇者さんに手を振っていた。
オレは何となく勇者さんの股間を触ってみたんだけど、なんかヤバイことになっちゃったみたい。
家の中で空気扱いされて、メンタルボロボロな男の子
こじらせた処女
BL
学歴主義の家庭で育った周音(あまね)は、両親の期待に応えられず、受験に失敗してしまう。試験そのものがトラウマになってしまった周音の成績は右肩下がりに落ちていき、いつしか両親は彼を居ないものとして扱う様になる。
そんな彼とは裏腹に、弟の亜季は優秀で、両親はますます周音への態度が冷たくなっていき、彼は家に居るのが辛くなり、毎週末、いとこの慶の家にご飯を食べに行く様になる。
慶の家に行くことがストレスの捌け口になっていた周音であるが、どんどん精神的に参ってしまい、夜尿をしてしまうほどに追い詰められてしまう。ストレス発散のために慶の財布からお金を盗むようになるが、それもバレてしまい…?
その子俺にも似てるから、お前と俺の子供だよな?
かかし
BL
会社では平凡で地味な男を貫いている彼であったが、私生活ではその地味な見た目に似合わずなかなかに派手な男であった。
長く続く恋よりも一夜限りの愛を好み、理解力があって楽しめる女性を一番に好んだが、包容力があって甘やかしてくれる年上のイケメン男性にも滅法弱かった。
恋人に関しては片手で数えれる程であったが、一夜限りの相手ならば女性だけカウントしようか、男性だけカウントしようが、両手両足使っても数え切れない程に節操がない男。
(本編一部抜粋)
※男性妊娠モノじゃないです
※人によって不快になる表現があります
※攻め受け共にお互い以外と関係を持っている表現があります
全七話、14,918文字
毎朝7:00に自動更新
倫理観がくちゃくちゃな大人2人による、わちゃわちゃドタバタラブコメディ!
………の、つもりで書いたのですが、どうにも違う気がする。
過去作(二次創作)のセルフリメイクです
もったいない精神
異世界に召喚されて失明したけど幸せです。
るて
BL
僕はシノ。
なんでか異世界に召喚されたみたいです!
でも、声は聴こえるのに目の前が真っ暗なんだろう
あ、失明したらしいっす
うん。まー、別にいーや。
なんかチヤホヤしてもらえて嬉しい!
あと、めっちゃ耳が良くなってたよ( ˘꒳˘)
目が見えなくても僕は戦えます(`✧ω✧´)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる