255 / 399
アッシュレアの敵討ち
◆◆◆◆◆◆◆◆2
しおりを挟む
「バカヤロウ!雌にされて死にてぇのか!?
言ったろう!どんなに人間に似てても、コイツラは全く別の生き物なんだよ!
躊躇するな!完璧に殺せ!」
「「はい!」」
あちこちで同じような事が起きていた為か、激を飛ばしたベテラン騎士が助けた新人竜騎士は、一人だけだったのに複数の返事が返ってきた。
怒鳴り散らした竜騎士が複雑な顔をしながら切り進んでいった。
ロモソルーンが先頭の方でどんどんと巣穴を破壊している。とはいえ、他の者達の戦闘の進み具合を見ながらロモソルーンも進めないと、隙が出来てゴブリンを逃がす事になるので、思う様に進められないのが焦れったい所ではあった。
少し進む早さを緩めたとき、視界の端をキラリと光が掠めた。
「ゴブリンか!?」
てっきりゴブリンの目が光に反射したのかと思い、火を吹こうと振り向くと、そこに有ったのは、古くミイラ化した亡骸だった。
「何だ。死体か」
珍しく手足が無い以外、原型をとどめている亡骸だった。
「可愛そうに・・・余程の美人だったのだろうな」
ゴブリン達は、時折、気に入った見た目の獲物を死んだ後も食わずに飾る。
死んだ人間の体に魔力は留まらないのに、死体で遊ぶのだ。
そういう意味で。
それは、決まって見目の麗しい人間ばかりだった。
亡骸に、握りこぶし一つ分位の大きさの、金色のプレートが掛かっていた。
先ほどの光はコレが反射したのだろう。
「性奴隷か」
それは、性奴隷が手枷に付けられるネームプレートだった。
言ったろう!どんなに人間に似てても、コイツラは全く別の生き物なんだよ!
躊躇するな!完璧に殺せ!」
「「はい!」」
あちこちで同じような事が起きていた為か、激を飛ばしたベテラン騎士が助けた新人竜騎士は、一人だけだったのに複数の返事が返ってきた。
怒鳴り散らした竜騎士が複雑な顔をしながら切り進んでいった。
ロモソルーンが先頭の方でどんどんと巣穴を破壊している。とはいえ、他の者達の戦闘の進み具合を見ながらロモソルーンも進めないと、隙が出来てゴブリンを逃がす事になるので、思う様に進められないのが焦れったい所ではあった。
少し進む早さを緩めたとき、視界の端をキラリと光が掠めた。
「ゴブリンか!?」
てっきりゴブリンの目が光に反射したのかと思い、火を吹こうと振り向くと、そこに有ったのは、古くミイラ化した亡骸だった。
「何だ。死体か」
珍しく手足が無い以外、原型をとどめている亡骸だった。
「可愛そうに・・・余程の美人だったのだろうな」
ゴブリン達は、時折、気に入った見た目の獲物を死んだ後も食わずに飾る。
死んだ人間の体に魔力は留まらないのに、死体で遊ぶのだ。
そういう意味で。
それは、決まって見目の麗しい人間ばかりだった。
亡骸に、握りこぶし一つ分位の大きさの、金色のプレートが掛かっていた。
先ほどの光はコレが反射したのだろう。
「性奴隷か」
それは、性奴隷が手枷に付けられるネームプレートだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
395
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる