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アッシュレアの敵討ち
◆◆◆◆◆◆28
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「俺達ドラゴンからすると、お前達人間の体は実に奇妙だ。
魔力を貯める丹田の容量はデカイのに、魔力を体外へ出す回路、血管みたいな物だな、魔力回路は実に無駄が多くて、要らない出口が無数に有る。
まるで、口が小さ過ぎる上に穴の空いた水袋だ。
その無駄な回路を繋げ直して口を広げた。
何せお前は、これから死ぬまでずっと、俺と魔力をこうやって受け渡しするんだからな」
「死ぬまでずっと・・・」
まるで当たり前の様にロモソルーンはシェルに『しぬまでずっと』と言った。
二人の別れなんて微塵も考えていないのだ。
確かに、ドラゴン達の夫婦で別れたという話はほとんど聞いた事が無い。多夫多妻だからその必要が無いのだろうけれど、シェルは自分という者が有りながら、ロモソルーンがドラゴンだろうが人間だろうが外の者とセックスするのなんて絶対容認できない。そんな事になったらきっと、関係を壊すだろう。
「・・・僕は、ロモソルーンが自分意外の奴とベッドを共にするなんて、絶対許せないよ?」
そう言うと、ロモソルーンはそれは嬉しそうに笑った。
「そんなん俺の方が許さねぇよ。
だからなおさら回路を整える必要が有るのさ、何せお前はこれから、俺の衝動を一人で受け取らなくてはならないんだからな。
魔力の供給ではない、俺達は番としての行為もする。
ドラゴンの大量の魔力を人間がまともに受け止めきるには、魔力回路を整えて巡りを良くしておかないと、回路が焼ききれてしまう、俺達はこれから、千年を越す時を一緒に過ごすんだから、時々ならいざ知らず、事有る毎に回路が焼ききれていては身が持たねぇよ。
俺はお前を壊す気なんてサラサラねぇ」
魔力を貯める丹田の容量はデカイのに、魔力を体外へ出す回路、血管みたいな物だな、魔力回路は実に無駄が多くて、要らない出口が無数に有る。
まるで、口が小さ過ぎる上に穴の空いた水袋だ。
その無駄な回路を繋げ直して口を広げた。
何せお前は、これから死ぬまでずっと、俺と魔力をこうやって受け渡しするんだからな」
「死ぬまでずっと・・・」
まるで当たり前の様にロモソルーンはシェルに『しぬまでずっと』と言った。
二人の別れなんて微塵も考えていないのだ。
確かに、ドラゴン達の夫婦で別れたという話はほとんど聞いた事が無い。多夫多妻だからその必要が無いのだろうけれど、シェルは自分という者が有りながら、ロモソルーンがドラゴンだろうが人間だろうが外の者とセックスするのなんて絶対容認できない。そんな事になったらきっと、関係を壊すだろう。
「・・・僕は、ロモソルーンが自分意外の奴とベッドを共にするなんて、絶対許せないよ?」
そう言うと、ロモソルーンはそれは嬉しそうに笑った。
「そんなん俺の方が許さねぇよ。
だからなおさら回路を整える必要が有るのさ、何せお前はこれから、俺の衝動を一人で受け取らなくてはならないんだからな。
魔力の供給ではない、俺達は番としての行為もする。
ドラゴンの大量の魔力を人間がまともに受け止めきるには、魔力回路を整えて巡りを良くしておかないと、回路が焼ききれてしまう、俺達はこれから、千年を越す時を一緒に過ごすんだから、時々ならいざ知らず、事有る毎に回路が焼ききれていては身が持たねぇよ。
俺はお前を壊す気なんてサラサラねぇ」
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