闇夜の星 暗闇の燈火(やみよの ほし くらやみの ともしび)

鈴紐屋 小説:恋川春撒 絵・漫画:せつ

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アッシュレアの敵討ち

◆◆◆◆◆◆10

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「あっ。なに!?あんっ。あぁぁっ」
パニックを起こしかけたシェルをロモソルーンが優しくなだめる。
「心配しなくていい、それはそういうモノだ」
ィィィィィンと金属が共振を起こしているみたいな音を立てながら、シェルの胸に埋め込まれた魔石は振動し続けた。
「待って。ぁあっんぁ、んっ。まってロモソルーン」
振動が生み出す快感は、骨を伝ってシェルの躰を満たして、じわじわとシェルの思考を溶かして行った。
「貪って良いんだろ?」
ロモソルーンが甘く優しく言った。
「溶けちゃうっ」
シェルの喉から甘い悲鳴が上がる。
「溶けてよ」
ロモソルーンがそうっと舌を奥まで押し込んだ。
「あぁあぁっ。でちゃうっ」
シェルの両目に溢れんばかりの涙が溜まっている。
「イヤなのか?射精、キモチイイだろ?」
涙でぼやけてロモソルーンの姿も曖昧にしか見えなくなっていった。
『貪る』などと言いつつも、ロモソルーンの愛し方は何処までも優しかった。
「だって、僕だけイクなんて」
ただ、
「シェル、今夜はそんな気を使わなくて良い。心配しなくても俺も気持ちいい。
 お前の魔力は格別だ」
今夜は逃げ道が無かった。
ロモソルーンがいつもの何倍かという量の魔力をシェルの胎の中に放出した。
「あぁぁあああっ」
シェルの思考が余りの快感にハレーションを起こして真っ白になった。
胸の魔石は相変わらずキィンという音を出しながら振動している。
堪らず、シェルの性器はとうとう白濁を吐き出した。
「ぁひっ。あんっ」
出したところでロモソルーンの愛撫は止まず、シェルは息を整える間もなく強烈な快感の坩堝に戻された。
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