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アッシュレアの敵討ち

◆◆◆◆◆◆9

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「・・・貪っていいよ」
ポツリと、しかしハッキリとシェルが言った。
ピシリ、っと音が立ちそうな位硬直したロモソルーンが、視線だけをシェルに向けた。
視線の先には、ロモソルーンの大きな舌で胎をこじられながら、自身の下半身を勃起させて快感に悶えている可愛い可愛い愛しの世話係。
「シェル、今何と・・」
生真面目で、性奴隷という辛い過去を持つシェルが、およそ言うとは思えない言葉が今聞こえなかったか。
シェルは、快感にと羞恥に頬を染めながら、両足を出来るだけ大きく広げ、少しワザと腰をくねらせてもう一度言った。
「貪ってよ、ロモソルーン。僕の体を、好きなだけ」
ロモソルーンは鼻血が出るかと思うほど勢いよく息を噴出した。
「お前、求愛中のドラゴンの性欲と独占欲を甘く見るなよ!ハネムーンになった暁には覚えて置け!」
ロモソルーンはやけ気味に言い放ってシェルの躰の丹田を魔力を込めて捏ねた。
「ぁぁぁあっ!んっ!、ひゃぁ、ロモソルーン。あっ。あっ」
ジュブジュブとシェルの胎をいつもより強めにかき回し、シェルの魔力を吸い上げながら、自分の魔力を直接シェルの丹田に注ぎ込んだ。
「ロモソルーン!あぁああっ」
周囲の金色が一気に弾けて、キラキラと光が踊った。
シェルの体にも降り注ぎ、光の粒はシェルの体にも吸収されていった。
光の粒を浴びたシェルの様子はいっそう艶やかさを増して行き、悶え方にも恥じらいが無くなっていった。
たシェルの胸の魔石の発光が強くなった。
光の強さはどんどん増して行き、共振しているかの様なキーンという高い音を発しながら振動し始めた。
その振動が、シェルの心臓に、骨に響いて新な快感を生んだ。

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