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アッシュレアの敵討ち

◆◆◆◆◆◆5

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ズシリと重たい足音がして、シェルの背後にロモソルーンの前足が下ろされた。
グイとシェルの顔に体に、ロモソルーンの真っ黒な性器が押し付けられ、シェルは近づいてきたロモソルーンの下っ腹に両手をついて、圧力に負けて後ろに倒れない様に踏ん張った。
付き出した下半身に、興奮した雄のドラゴンの熱い息がかかる。
その息吹きに、太腿の産毛をくすぐられてシェルの腰が戦慄いた。
プワリと自分の体が開くのがシェルにも自覚できた。
知らず、シェルの口角が上がった。自然と笑みがこぼれた。
自嘲ではなく、安心して思わず笑った時に近い笑みだった。
ロモソルーンに愛されるのが、どんなに気持ち良いかシェルはもうこんなに体で、そして心で知っている。
あんな事の直後なのに、自分の体がちゃんとロモソルーンを求めている事が何だか面白かった。
「どうした?」
キラキラと輝く金色の大きな瞳がシェルを見つめている。
その暖かい輝きを見てシェルはほっとした。
『このひとは、ぜったいにだいじょうぶ』
ロモソルーンは大丈夫。
『何が』とか『どう大丈夫なのか』とか聞かれても答えられないけれど、兎に角シェルはそう感じた。確信した。
シェルの両親は、店の客の評判になるほど仲が良かった。
きっと、シェルの両親もお互いにこんな風に感じていたんだろうなと、シェルは思った。
説明し始めたら夜が明けてしまいそうだから、今日はとぼけることにした。
「何でもない、ねぇ。ロモソルーン」
「うん?」
その代わり、続きをおねだりする事にした。
「好きだよ」
体と頬で、今やガチガチに勃起しているロモソルーンの性器にすり寄って。
キスをしながらそう言った。
後はふたりで、快楽の海に真っ逆さまに落ちた。
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