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乙女の祈り乙女の怒り
◆◆13 回想 ミレニア
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やめて、さわらないでと叫びたい、でも、逆らって、ごはんを貰えなかったらどうしよう・・・。
孤児院を運営している教会の宣教師であるこの男は、ミレニアにとっては絶対的な権力者に等しい。機嫌を損ねるのが恐ろしかった。
ゴツゴツした大きな手が、わたしのからだのアチコチをなでまわしてきた。触られたところから、野菜をたべるベトベトした虫に這いずられたみたいに気持ち悪くなった。
きもちわるいきもちわるいきもちわるいきもちわるい!
こわくてこわくて、カタカタとカラダはふるえ、ノドは勝手にしゃくり声を上げた。
宣教師があらい息でのどをならして言った。
『感じてるんだね。ミレニアはエッチな子だな』
宣教師が、ズボンの上から自分の股の膨らみを焦った様に揉みだした。表情は目が虚ろでとても正気には見えない。
未だ十一歳の、セックスの事なんて何も知らない幼いミレニアが、これから自分に何が起きるかも予想が出来る訳が無いのに、宣教師のその様子を見たとたん、心が絶望に染まった。
心の中で絶叫した。
おとうさん―――おかぁさん―――――!
それでも、声は出なかった。
宣教師が自分のズボンを下ろそうとしたとたん、部屋の入り口がガチャリと空いた。
扉を開けたのは、同じ孤児院の隣の部屋の女の子、同じ年のベラだった。
宣教師が『あっ』っと言って扉の方を見たとたん、金縛りが溶けたみたいに体が自由になったミレニアは、偶然持っていた図書館から借りたばかりの本を振り回して暴れ、逃げて来た。
振り回した本が宣教師に当たったかどうかは分からない、とにかく夢中だった。逃げた足でここまで来たから、その後どうなったのかも知らない。
孤児院を運営している教会の宣教師であるこの男は、ミレニアにとっては絶対的な権力者に等しい。機嫌を損ねるのが恐ろしかった。
ゴツゴツした大きな手が、わたしのからだのアチコチをなでまわしてきた。触られたところから、野菜をたべるベトベトした虫に這いずられたみたいに気持ち悪くなった。
きもちわるいきもちわるいきもちわるいきもちわるい!
こわくてこわくて、カタカタとカラダはふるえ、ノドは勝手にしゃくり声を上げた。
宣教師があらい息でのどをならして言った。
『感じてるんだね。ミレニアはエッチな子だな』
宣教師が、ズボンの上から自分の股の膨らみを焦った様に揉みだした。表情は目が虚ろでとても正気には見えない。
未だ十一歳の、セックスの事なんて何も知らない幼いミレニアが、これから自分に何が起きるかも予想が出来る訳が無いのに、宣教師のその様子を見たとたん、心が絶望に染まった。
心の中で絶叫した。
おとうさん―――おかぁさん―――――!
それでも、声は出なかった。
宣教師が自分のズボンを下ろそうとしたとたん、部屋の入り口がガチャリと空いた。
扉を開けたのは、同じ孤児院の隣の部屋の女の子、同じ年のベラだった。
宣教師が『あっ』っと言って扉の方を見たとたん、金縛りが溶けたみたいに体が自由になったミレニアは、偶然持っていた図書館から借りたばかりの本を振り回して暴れ、逃げて来た。
振り回した本が宣教師に当たったかどうかは分からない、とにかく夢中だった。逃げた足でここまで来たから、その後どうなったのかも知らない。
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