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乙女の祈り乙女の怒り
◆◆6
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ベノンの態度には、罪悪感とかミレニアの亡骸に対する敬いの様子は一切伺えなかった。
サワリと、ドラゴン達の間で微妙な空気が流れた。
ミレニアは、ドラゴン達にも好まれている世話係だった。
ベノンの余りにも心無い物言いと態度を見て、周囲の人間達も顔をしかめた。
アッシュレアが怒りに満ちた泣きそうな顔でミレニアの亡骸を抱え直す。
「・・・それが、一年以上も付きまとって散々口説こうとした人に対する態度なの?アンタ今朝までミレニアに言い寄ってたんでしょう!?好きだった人がゴブリンなんかに殺されたのよ!?心が死んでるんじゃないの!?」
怒鳴りつけたアッシュレアの何の言葉に反応したのか、ベノンがかっとなって食ってかかった。
「死んだらただの死体じゃねぇか。気持ち悪い。だいたいこの女生意気なんだよ、天涯孤独で可哀そうだからちょっと声かけてやっただけなのに、不愛想に振舞いやがって!ムカつくんだよ!俺達竜騎士だぜ!?高々ドラゴンの世話係なんて身分の癖に不愛想にツンケンしやがって!守られている立場の癖に!紅でも注して来て喜んで奉仕すれば少しは可愛がってやるのによぉ!今朝なんか『あんまりしつこく付きまとう様なら町議会に報告します!』だと!?クソアマが!保護者の居ない可哀そうな女の癖に!可哀そうだから声かけてやったのに!躾が必要だった位だぜ阿婆擦れが!竜騎士様が誘ってやったのに断りやがって!こんな女ゴブリンのチンコがお似合いなんだよ!どっちにしろ股開いて来た時点で突っ込むだけ突っ込んでやって飽きたら捨てるつもりだったんだ。死んだからなんだって言うんだ!?所詮家族の居ない天涯孤独じゃ・・・」
「あああああっ!」
ベノンの言葉が終わる前に、ミレニアは手を振り上げてベノンに襲い掛かった。
サワリと、ドラゴン達の間で微妙な空気が流れた。
ミレニアは、ドラゴン達にも好まれている世話係だった。
ベノンの余りにも心無い物言いと態度を見て、周囲の人間達も顔をしかめた。
アッシュレアが怒りに満ちた泣きそうな顔でミレニアの亡骸を抱え直す。
「・・・それが、一年以上も付きまとって散々口説こうとした人に対する態度なの?アンタ今朝までミレニアに言い寄ってたんでしょう!?好きだった人がゴブリンなんかに殺されたのよ!?心が死んでるんじゃないの!?」
怒鳴りつけたアッシュレアの何の言葉に反応したのか、ベノンがかっとなって食ってかかった。
「死んだらただの死体じゃねぇか。気持ち悪い。だいたいこの女生意気なんだよ、天涯孤独で可哀そうだからちょっと声かけてやっただけなのに、不愛想に振舞いやがって!ムカつくんだよ!俺達竜騎士だぜ!?高々ドラゴンの世話係なんて身分の癖に不愛想にツンケンしやがって!守られている立場の癖に!紅でも注して来て喜んで奉仕すれば少しは可愛がってやるのによぉ!今朝なんか『あんまりしつこく付きまとう様なら町議会に報告します!』だと!?クソアマが!保護者の居ない可哀そうな女の癖に!可哀そうだから声かけてやったのに!躾が必要だった位だぜ阿婆擦れが!竜騎士様が誘ってやったのに断りやがって!こんな女ゴブリンのチンコがお似合いなんだよ!どっちにしろ股開いて来た時点で突っ込むだけ突っ込んでやって飽きたら捨てるつもりだったんだ。死んだからなんだって言うんだ!?所詮家族の居ない天涯孤独じゃ・・・」
「あああああっ!」
ベノンの言葉が終わる前に、ミレニアは手を振り上げてベノンに襲い掛かった。
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