129 / 399
落ち葉と魚
◆◆◆30
しおりを挟む
『俺はずっとお前に求愛していて、お前が応えた。ドラゴン同士だったら即番いだぞ。というか今すぐ番いになってくれても良い』
「それは・・・・・」
言い淀むシェルを見てロモソルーンが白い煙を吐いた。
「ドラゴンの恋人と番いって何か違いが有るの?」
『そもそもドラゴン同士だと恋人という概念が無い。番い・家族・友達・知り合いだな。人間位だよ、恋人という概念が有るの。社会性が発達したからできた概念だろうな。』
「番いになる前にセックスとかしないの?」
『無いな、というか番いの承諾が交尾だからな。』
そこまで聞いたシェルの表情が固まった。
『どうした?』
「ねぇ、ロモソルーン。って事はだよ?」
『うん』
「さっき、ロモソルーンが谷中のドラゴンに知らせたのって、僕とロモソルーンがセックスしましたって事にならない?」
『そうだが?』
羞恥でみるみる頬を赤く染めるシェルに、何を当たりまえの事をとでもいう様な顔でロモソルーンが応えた。
「何て事して・・・いや、ドラゴンにとっては当たり前の事なのか、え?でもっ・・・って事はソレ、ドラゴンの世話係の人達にも知られない!?」
『当たり前だろう、じゃないとやり取りに支障が出る。』
「・・・うそだと言ってぇ!」
『何を?』
「・・・僕明日からどうやって街中を歩けば・・・!」
ドラゴンに番いが出来た話なんて、谷の一番のニュースだ。
「それは・・・・・」
言い淀むシェルを見てロモソルーンが白い煙を吐いた。
「ドラゴンの恋人と番いって何か違いが有るの?」
『そもそもドラゴン同士だと恋人という概念が無い。番い・家族・友達・知り合いだな。人間位だよ、恋人という概念が有るの。社会性が発達したからできた概念だろうな。』
「番いになる前にセックスとかしないの?」
『無いな、というか番いの承諾が交尾だからな。』
そこまで聞いたシェルの表情が固まった。
『どうした?』
「ねぇ、ロモソルーン。って事はだよ?」
『うん』
「さっき、ロモソルーンが谷中のドラゴンに知らせたのって、僕とロモソルーンがセックスしましたって事にならない?」
『そうだが?』
羞恥でみるみる頬を赤く染めるシェルに、何を当たりまえの事をとでもいう様な顔でロモソルーンが応えた。
「何て事して・・・いや、ドラゴンにとっては当たり前の事なのか、え?でもっ・・・って事はソレ、ドラゴンの世話係の人達にも知られない!?」
『当たり前だろう、じゃないとやり取りに支障が出る。』
「・・・うそだと言ってぇ!」
『何を?』
「・・・僕明日からどうやって街中を歩けば・・・!」
ドラゴンに番いが出来た話なんて、谷の一番のニュースだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
395
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる