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落ち葉と魚

◆◆◆27

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それは、はたから見れば、随分と奇妙な状況だった。
馬の三頭程も有る黒い大きなドラゴンが、性器をそそり立たせて華奢な人間の男を跨いだかと思うと、黒いソレを人間に押し付けている。
『シェル、足を開いて、膝を立てて、最初はそんなんで良い。』
ゴゥ、と響く重低音の息を吐きながら、仰向けになるシェルの体に、性器を押し付けゆっくりと腰を揺らした。
「う・・・ん・・・。」
ドラゴンの大きな性器に胸の尖りを擦られて、シェルが甘い声を上げた。
ロモソルーンの性器はシェルの体の半分以上も有る。何にも知らない者が見たら、気狂いのドラゴンが人間を襲っている様にしか見えない。
でもそれは、確かにふたりが望んで行っているセックスだった。
行為に夢中になりながら、シェルは頭の隅で自分に呆れていた。
『断るつもりなのに、何で誘ってしまったんだろう・・・。これは、魔力を与える行為じゃない、』自分の中の矛盾に戸惑う。だってコレは挿入こそして無いが、間違いなくセックスだ。
だって、あんなに嫌な行為だったのに、相手がロモソルーンだと言うだけでこんなに気持ちが良い。あんなに嫌だったのに、形はロモソルーンの方がずっとグロテスクなのに、ロモソルーンの物というだけで可愛がりたいと思ってしまった。
自分の体を縦横無尽に行き来するロモソルーンの剛直に、シェルも無意識に自分の局部を押し付けて腰を揺らした。
『シェル・・・』
ゴボリとロモソルーンの剛直が溢れてシェルの体を濡らした。


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