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落ち葉と魚
◆◆◆4
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今まで自分はロモソルーンの何を見ていたのだろう・・・。そう思うとシェルは急に ロモソルーンが自分よりずっと年上の様な存在になってしまった気がした。
何だか遠い存在になってしまった様な、複雑な気持ちがシェルの心に涌き出てくる。そんなシェルの気持ちを知ってか知らずか、ロモソルーンはいつも通りシェルの足の間に鼻先を突っ込んで持ち上げた。
そしていつも通りの甘い鳴き声でシェルに言う。
『愛してる。番いになろう 』
「ろ、ロモソルーン。恥ずかしいよ。」
『なんだ?いつもみたいに抱き締めてくれないのか?』
「そんな、こんな人目の沢山有る町中で!僕は今まで、ロモソルーンは『ママ大好き』ていどの事を言っているんだと思ってたんだ!」
『五年も言い続けているんだ。今さらだと思うぞ?』
「でもっ、今さらって!」
そんなやり取りをしているふたりに、ファーファナルの背に座っていた世話係り二人がクスクス笑いながら話しかけてきた。
「シェル、本当に今さらよ。」
「ね!。ふたりがこの谷に来た時からロモソルーン様はずっとシェルにプロポーズしてたじゃない。」
二年前に世話係になったばかりの若い世話係のミレニアとベテランのアッシュレアだ。
この二人、見た目も年齢も全くかけ離れているのにとても仲が良い事で周囲に知られていた。
ミレニアは若く美しい女性だが、アッシュレアは結婚適齢期と言われる年齢から大きく離れた中年と言われる年齢の女で、あまり異性に一般受けする見た目ではない、髪型もひっつめで着ている服と言えばその辺の古着屋で十把一絡げで売っている服ばかり、いつも質素ギリギリなのに色だけ派手でおおよそ10人男がみたら10人が近寄ろうとしない見た目である。
何だか遠い存在になってしまった様な、複雑な気持ちがシェルの心に涌き出てくる。そんなシェルの気持ちを知ってか知らずか、ロモソルーンはいつも通りシェルの足の間に鼻先を突っ込んで持ち上げた。
そしていつも通りの甘い鳴き声でシェルに言う。
『愛してる。番いになろう 』
「ろ、ロモソルーン。恥ずかしいよ。」
『なんだ?いつもみたいに抱き締めてくれないのか?』
「そんな、こんな人目の沢山有る町中で!僕は今まで、ロモソルーンは『ママ大好き』ていどの事を言っているんだと思ってたんだ!」
『五年も言い続けているんだ。今さらだと思うぞ?』
「でもっ、今さらって!」
そんなやり取りをしているふたりに、ファーファナルの背に座っていた世話係り二人がクスクス笑いながら話しかけてきた。
「シェル、本当に今さらよ。」
「ね!。ふたりがこの谷に来た時からロモソルーン様はずっとシェルにプロポーズしてたじゃない。」
二年前に世話係になったばかりの若い世話係のミレニアとベテランのアッシュレアだ。
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ミレニアは若く美しい女性だが、アッシュレアは結婚適齢期と言われる年齢から大きく離れた中年と言われる年齢の女で、あまり異性に一般受けする見た目ではない、髪型もひっつめで着ている服と言えばその辺の古着屋で十把一絡げで売っている服ばかり、いつも質素ギリギリなのに色だけ派手でおおよそ10人男がみたら10人が近寄ろうとしない見た目である。
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