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落ち葉と魚

◆◆19

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最近、お風呂上がりのシェルは膝まである寝間着一枚の事が多い。
三日と開けず、ロモソルーンがシェルの魔力を求めるからだ。
一度許してしまえば、否やを言う力はシェルには無かった。
ただ、自分はこんなにドキドキしているのに、ロモソルーンにとっては深海魚の鍋をつつく様な物なのかと思うと少し複雑な気分になる。
ロモソルーンがシェルの体から直接魔力を摂取したいと云う時の二人の部屋は、シェルが風呂に入る前から決まって真夏の昼間の様に暖かいので直ぐに分かる。
濡れた髪を風魔法で乾かし、今日も寝間着一枚でロモソルーンの傍に立つと早速ロモソルーンがシェルの寝間着をたくし上げシェルの口元に咥えて居ろと差し出した。
露わになったシェルの胸元に蜂蜜色の魔石が光る。
ロモソルーンの『印』だ。
黒いドラゴンは満足そうにその石と同じ色の瞳を細めてペロリと期待して尖った小さな乳首ごと舐めて見せた。
ピクリと可愛い世話係の体が跳ねる。
シェルの頬は自然と薄紅色に染まり始めた。
大きな舌がシェルの体中を舐めまわし、シェルの鼓動はその度に早くなって行く。
ロモソルーンの舌に合わせて、シェルの体を満たす魔力が体内でうごめく、その感覚がシェルに強烈な快感を与えていた。
腰と脊髄辺りを丹念に捏ねられてとうとう我慢出来ずに声が上がった。
「あぁっ・・・・」
ぶるるっとロモソルーンが満足げに息を吐く。
一度上がってしまった嬌声は後は雪崩の様に止める事は叶わない。
膝も腰もグズグズと力が抜けて、シェルはとうとう絨毯の上に崩れ落ちた。
ビクビクと跳ねる体をロモソルーンの舌が追いかけてくる。
シェルは仰向けに転がされ、まな板の上の魚の様にロモソルーンになされるが侭になってしまった。
ロモソルーンが舌を這わせる所全部が気持ち良い。
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