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落ち葉と魚
◆◆3
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しかし、まぁ。ドラゴンを夫に持ち医者でもあるルメラだからこそ今回はロモソルーンに同意だ。
シェルは今回何も悪くない、医者であるからこそ分かる事が有る。
ドラゴンと人間は全く違う生物なのだと言う事が。
なまじ意思疎通が出来てしまい、睦合えば子供が出来てしまうから人間側は勘違いしてしまう事が多いが、ドラゴンの愛と人間の愛は基本的には似て非なる物なのだ。基本的には。だからこそ人間とドラゴンの恋愛など、滅多に起きない。
ロモソルーンは特例中の特例なのだ。
何せ卵から孵ったその日からシェルに恋をしているのだから最早ドラゴンの常識にも当てはまらない。
それをルメラがシェルに言うワケにいかないが・・・・。
シェルはさらに、ドラゴンの中でも変わり種のウォルターとルメラのカップルの存在を間近で見て育ったものだから余計に混乱してしまったのだろう。
「・・・きっと、私達の存在も貴方を混乱させた要因の一つなのよねー。」
「-----え?」
シェルがルメラの呟きを聞いて、俯いていた顔を上げると、ルメラは困った顔で微笑みながら腕を組み、頬に片手で触りつつシェルを見つめていた。
「先ず聞きたいんだけど、シェル君は・・・その・・・嫌じゃ無いのね?強引に、無理やりされていない?」
ゴブリンじゃあるまいし、ドラゴンは人間の魔力を無理やり舐めとるなんてそんな下種のやる事絶対しない。
そんな事をするドラゴンは最早ドラゴンではない、唯の魔獣だ。
己の精神と頭脳にプライドを持つドラゴン族がそんな事するワケが無い。それ位なら恥じて死ぬだろう。
ルメラもそんな事は百も承知だが、念のため聞く、説明するにも手順が必要だ。
混乱した者を納得させるには理解しやすい取っ掛かりを作らねば
シェルは今回何も悪くない、医者であるからこそ分かる事が有る。
ドラゴンと人間は全く違う生物なのだと言う事が。
なまじ意思疎通が出来てしまい、睦合えば子供が出来てしまうから人間側は勘違いしてしまう事が多いが、ドラゴンの愛と人間の愛は基本的には似て非なる物なのだ。基本的には。だからこそ人間とドラゴンの恋愛など、滅多に起きない。
ロモソルーンは特例中の特例なのだ。
何せ卵から孵ったその日からシェルに恋をしているのだから最早ドラゴンの常識にも当てはまらない。
それをルメラがシェルに言うワケにいかないが・・・・。
シェルはさらに、ドラゴンの中でも変わり種のウォルターとルメラのカップルの存在を間近で見て育ったものだから余計に混乱してしまったのだろう。
「・・・きっと、私達の存在も貴方を混乱させた要因の一つなのよねー。」
「-----え?」
シェルがルメラの呟きを聞いて、俯いていた顔を上げると、ルメラは困った顔で微笑みながら腕を組み、頬に片手で触りつつシェルを見つめていた。
「先ず聞きたいんだけど、シェル君は・・・その・・・嫌じゃ無いのね?強引に、無理やりされていない?」
ゴブリンじゃあるまいし、ドラゴンは人間の魔力を無理やり舐めとるなんてそんな下種のやる事絶対しない。
そんな事をするドラゴンは最早ドラゴンではない、唯の魔獣だ。
己の精神と頭脳にプライドを持つドラゴン族がそんな事するワケが無い。それ位なら恥じて死ぬだろう。
ルメラもそんな事は百も承知だが、念のため聞く、説明するにも手順が必要だ。
混乱した者を納得させるには理解しやすい取っ掛かりを作らねば
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