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落ち葉と魚

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「うむ・・・・。」
そう言って、シェルをじっと見つめた。
「シェル」
「はい、何でしょうウォルター様」
「お前、何でそんなにロモソルーンの魔力が丹田近くで混ざってるんだね?」
「え?」
そう言われて、その理由であるロモソルーンの愛撫を思いだし、シェルの顔は一気に真っ赤に染まった。
「えとっ・・・その・・・。」
アワアワと慌てるシェルをお構い無しに観察すると、更に続ける。
「シェル・・・お前、ロモソルーンに体液を与えてるな?・・丹田に魔力を押し込むのは人間を善がらせる為にドラゴンが一番多く使う愛撫だ。」
「あい・・・!?」
愛撫とはどういう事だ?自分はともかくドラゴンであるロモソルーンはシェルの魔力を絞りとろうとアチコチ舐め回しただけのハズだ。
身体中真っ赤に染めて目を白黒させるシェルを見かねて、ルメラが助け船を出した。
まだ一介のウォルターの世話係であった時の自分の葛藤を思いだし、居たたまれない気持ちになったのだ。
ウォルターと恋仲になり、ドラゴンの妻達に魔力をウォルターと同じ様に取られ・・・始めた時の葛藤を。
「シェル君、取り合えず夕飯食べて行って。その件については少し話しましょうね。」
真っ赤になってうつむくシェルの肩にそっと手を添えてリビングまで誘導した。
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