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星空

◆◆13

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『通して』というシェルの声を聞いているのかいないのか、ロモソルーンはグルルルと低く喉を鳴らしてシェルの首筋をくちばしでなぞった。
嘴といってもドラゴンの嘴は鳥みたいな鋭さも硬さも無い、どちらかというと鉱山で働く鉱夫達や剣士達の掌の様な感触だ。
労わる様に優しく首や頬を撫でられた。
「あ・・・・ロモ・・ロモソルーン・・・?」
何だかがいつもと違うロモソルーンの様子に戸惑い、シェルはロモソルーンの目をじっと見つめた。何故だかドキドキした。
金色の瞳はいつもと同じに優しく、暖かい光を湛えている。
シェルを安心させる光だ。怖いとは感じない。
ただ、その瞳の奥にどこかいつもと違う意思をはらんでいる気がした。
きっとそれがシェルをドキドキさせるのだ。
おかげでシェルの頬の赤みは全く引かない。
シェルがロモソルーンにされるがままにしていると、ロモソルーンの嘴が胸まで下りて来た。
大きな口が少し開いてピンク色の舌が出てきて、洋服越しにシェルの胸の尖りを撫で上げた。
「ア――――ッ」
思わず上げてしまった、甘い喘ぎ声にシェルは慌てて自分の口を両手でふさぐ。
その触り方が何を意味するのか知らないシェルじゃない。
ロモソルーンの嘴は下腹部辺りまで下りてきてへその下、丹田の辺りを舌で繰り返し撫でている。
甘い欲求がシェルの腰に蟠り意図せず腰が揺れていた。
腰が溶けそうになって思わず当のロモソルーンの鼻に手を突いた。
「ロモソルーン・・・」
目の前の漆黒のドラゴンがピタリと動きを止めてシェルの意思伺う様に視線を合わせてじっと見る。
ドラゴンにとって人間の魔力は格別な快楽をもたらす
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