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星空

◆◆12

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「?」
シェルは訳が分からずロモソルーンは何を見ているのだろう?、との視線の先を追いかけると、それは自分の下半身で、上掛けのずり落ちたシェルの中心は膨らんでいた。
「--------------!っ」
一気にシェルの顔が真っ赤に染まる。
「いぇ、これは!違くて!」
ロモソルーンは未だ呆然としている。
慌てて上掛けで前を隠す。
何かに誘われるかの様にロモソルーンがフラリと動いた。
シェルはシェルで自分の身に起きた変化に焦りに焦っていてロモソルーンの様子がいつもと違う事に気が付いていない。
「御免、何でこうなったのか自分でも分からないんだ。びっくりしたよね。怒らないでロモソルーン。僕も十九になった成人した男なんだ。」
色々言いワケをしながら焦りで覚束なくなっている手で上掛けを体に巻き付ける。
ロモソルーンがその様子を間近で見つめる。
「きっと最近気候が暖かくて思ったより体の調子が良かったんだよ。良すぎるよね。」
ロモソルーンを避けて風呂に向かおうとしたらそれをロモソルーンの尻尾が遮った。
「発情期の庭の鳥じゃあるまいし所かまわず反応しちゃって、僕普段殆ど催さないから!」
回れ右をしたら目の前にはロモソルーンの顔が、シェルは羞恥で薄紅色になってしまった頬を更に赤くして、慌てて脇に避けて風呂場へと続く扉に向かおうとしたのだがロモソルーンが同じ方向に顔を動かして来てしまったので焦ってさらに避けたら元のロモソルーンの腹の脇に戻ってしまった。
「自己処理を最近全くしてなかったよ、しかも。・・・・・ロモソルーン?・・・あの?」
その後も避けれども、避けれども、尻尾や首や顔が邪魔して一向に前へ進めない。
「・・・・僕お風呂行きたいんだけど・・・通して?」
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