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ロモソルーンには秘密がある

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「ドラゴンと人間のセックスってどうやると思う?。」
まだ酒気が冷めず、頬を染めたルメラがシェルを引きずって来て最初に言ったセリフがこれだった。
ロモソルーンはウォルターとシェルの間で不満げにつぐんでいる。
シェルにいつて来ようこようとしてルメラに止められたのだ。
「む、ロモソルーン様これは世話係同士の内緒話なんですから混ざっちゃダメです。ロモソルーンだってウチの旦那様と内緒話してたではないですか。」
っというルメラの宣言の元近くに寄れないでいた。
竜の鱗亭ではだけたシャツをそのままに、診察台の枕を抱えてルメラがシェルに二ィッっと視線を送る。
多くの男性が喉を鳴らして喜びそうな光景がシェルの目前には広がっていた。
シェルには猫に小判処か無用の長物でしかないが・・・。
「ルメラさん?」
唐突に始まった猥談に免疫の無いシェルは目を白黒させて戸惑っている。
ルメラは医者だけあってシェルの症状にも薄々気が付いている。
いつも気を使って会話も物理的な距離もシェルが嫌悪を感じない距離を保ってくれていた。
そのルメラが突然猥談だなんて。
お酒の力とは恐ろしいものだとシェルは改めて認識した。
「ルメラさん、そういう話は必要そうな人にしてあげてください。」
「そうね、そうする。で、どうやってすると思う?」
ルメラの表情には悪意はない。
「ルメラさーん。」
酔っ払いとはとかく人の話を聞かないものだ。
「シェルちゃんも、雄のドラゴンの世話係ならドラゴンの勃起したアレ。見た事有るでしょう?」
まぁ、魔力を与える立場にいる以上雄のドラゴンの世話係には避けて通れない事だ。
何度もある。人間の胴体以上もあるあんな物どうやったって入らない。
だからずっと不思議ではあったのだ、ルメラがどうしてウォルターとの間に子供を授かる事が出来たのか。
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