パンプキンハニー・パン・パン ♥スイスパ サブストーリー１♥

🎃約束の１０月３０日４−１２

そう、このＳＭクラブ立ち並ぶ区画に立つラブホは、客層に合わせて大概内装もプレイに特化した仕様になっている。
その分掃除や機材の手入れが大変だから値段が無茶苦茶高いんだ、休憩で二万なんて所だってザラだ。
いつどの辺りからスイッチが入っていたのか、殆ど『エッチモード』に切り替わっている琢美は、焦る俺を抱きしめ、相変わらず腰を押し付けて誘ってきた。
琢美の息遣いはもう興奮で荒くなっていた。
可愛い恋人にこんなんされたら俺だってその気になっちゃう、女と違って、男はブチ切れた後って興奮しやすくなるんだよ。
「全額出す。
　ごめん、我慢できない。
　裕ちゃん明日お休みだよね？
　エッチしよう」
琢美は後ろから顔を寄せ、俺の耳を甘噛みするという誘惑をしながらセックスおねだりして来た。
「おまっ、こんな所で耳甘噛みするとかっ俺の方が勃起しちゃうだろっ。
　お泊り決定！？良いけど。下手するとこの辺りのラブホ今から入ると１０万位飛ぶよ！？パソコン買える値段だよ！？」
「うん、着替えも全部買ってあげるから、お願い、セックスしよ、抱きたい」
『お願い』とか言いながら、琢美は殆ど『ＮＯ』を許さない態度だった。
おあつらえ向きに、俺達が寄りかかっている壁の隣の脇道を進めば、ラブホが数件建っている。
俺は残りのクレープを一気に食べきると、琢美にディープキスを一つくれてやって、手を引っ張ってラブホに向かった。
「一番安い部屋で良いよな！？」
すっかりその気になった俺達は、メチャクチャ焦ってて、部屋のコンセプトもロクスポチェックしないで、空いてる中で一番安い部屋を選んでなだれ込んだ。