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🎃約束の10月30日 3−14
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コバは俺が吐いたうめき声を聞いて、やっとこの部屋に居るのが高岡と自分だけじゃなかった事に気がついた。
キョロリと一瞬見回して、直ぐに俺達の姿を見つけた。
目が合った。
「うわぁぁああああ!!『ブギーーー。ピギャーッ』」
「あははははははは!!」
次の瞬間、コバの絶叫とそれに被る豚の鳴き声、高岡の大爆笑が部屋に響き渡った。
「ヤダァぁッ!『ブッヒブッヒ』バカァ『ピギュー』見るなぁっ『ピッギュギャッギャ』」
「ぶははははっ!ひー!最高!」
「わぁぁあ『ブヒー!』」
高岡はコバの有り様を見て、それは楽しそうに腹を抱えてゲラゲラ笑った。
コバは何とか拘束された手足を解こうと闇雲に暴れたケド、がっちりと固定された手足の拘束はビクともしなかった。
阿鼻叫喚とはこの事だろう。
「ヒデェ・・・」
「高岡さんにとってはそれでもコバが世界で一番可愛い人なんですよ。
小林さんだって、SMプレイを中断する合言葉を言ってない。
だから高岡さん中断しないでしょ?」
そうだった。
ショックで忘れてたケド、これは二人にとってはハロウィンデートのSMプレイなんだった。
ほんっとうに理解出来ねぇな!
これで本当に両思い成立してんの!?
げんなりしている俺達や、泣き叫ぶコバをそっちのけで、高岡はひとしきり笑い転げた。
しかもこのオッサン、時々コバに突き刺さっているバイブのスイッチをリモコンで操作して遊んだ。
コバが暴れ疲れてグッタリし始めた所で、高岡はやっとコバのおかしなマスクを外した。
その頃には、コバはベソべソと泣いていた。
「たかっ、高岡っ、ひどい。ひどいよ!お、俺が」
マスクを外してもらって、コバは泣きながら高岡に文句を言い始めた。
キョロリと一瞬見回して、直ぐに俺達の姿を見つけた。
目が合った。
「うわぁぁああああ!!『ブギーーー。ピギャーッ』」
「あははははははは!!」
次の瞬間、コバの絶叫とそれに被る豚の鳴き声、高岡の大爆笑が部屋に響き渡った。
「ヤダァぁッ!『ブッヒブッヒ』バカァ『ピギュー』見るなぁっ『ピッギュギャッギャ』」
「ぶははははっ!ひー!最高!」
「わぁぁあ『ブヒー!』」
高岡はコバの有り様を見て、それは楽しそうに腹を抱えてゲラゲラ笑った。
コバは何とか拘束された手足を解こうと闇雲に暴れたケド、がっちりと固定された手足の拘束はビクともしなかった。
阿鼻叫喚とはこの事だろう。
「ヒデェ・・・」
「高岡さんにとってはそれでもコバが世界で一番可愛い人なんですよ。
小林さんだって、SMプレイを中断する合言葉を言ってない。
だから高岡さん中断しないでしょ?」
そうだった。
ショックで忘れてたケド、これは二人にとってはハロウィンデートのSMプレイなんだった。
ほんっとうに理解出来ねぇな!
これで本当に両思い成立してんの!?
げんなりしている俺達や、泣き叫ぶコバをそっちのけで、高岡はひとしきり笑い転げた。
しかもこのオッサン、時々コバに突き刺さっているバイブのスイッチをリモコンで操作して遊んだ。
コバが暴れ疲れてグッタリし始めた所で、高岡はやっとコバのおかしなマスクを外した。
その頃には、コバはベソべソと泣いていた。
「たかっ、高岡っ、ひどい。ひどいよ!お、俺が」
マスクを外してもらって、コバは泣きながら高岡に文句を言い始めた。
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