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サナリアの悪夢3
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ガルゴは込み上げる思いに翻弄されて、抱き締める腕を緩める事が出来ないまま体を上下に大きく揺すりながら、サナリアのありとあらゆる所を甘噛みし、大きな手のひらでその細い体をまさぐって愛撫した。
髪をすき、首をなぞり、指をからませ腰をさすり、胸をするりと撫で上げる。ガルゴの手のひらが動く度、サナリアが身動ぎをする度、サナリアの服の中から微かにチャリチャリと鎖が踊る音がガルゴの耳に届いた。
『夜驚かせようとおもったのに。』今朝のさなりあの言葉がガルゴの脳裏を過る。
腰を強く引き寄せて、両手で後ろの二つの膨らみを優しく擦り揉むとサナリアの唇から甘い吐息と共に小さな嬌声が漏れた。
「んー。・・・あぁっ。」
ガルゴのての動きに合わせて細い腰が小さく踊る。
服の下ではチャリ、シャラリと微かな音がして二人を煽る。そのままそこから溶け合うのではないかと思われる程深く甘く口づけを交わした。
ガルゴがサナリアを抱き締めたまま、クルリと体を反転させて、騎士団の巨漢達が三人ゆったり座れる程の大きな皮張りのソファーにサナリアを沈めた。
「サナリア、サナリア、俺の魔道士!」
自分の体に比べて随分と華奢に見える男の体を抱え込み、夢中で口づけを交わしながら男の象徴を無意識の内に捏ねつけた。
ガルゴの腰はすでに熱を蟠らせており、象徴は芯を持ち始めていた。
それをサナリアに擦り付ける様に腰を動かす。サナリアも夢中でガルゴの長い舌を飲み込みながら腰を動かし、ガルゴの激情に応えていた。
「リリィ。あぁ気持ちいい。もっとっ。あっ。・・・んぅっ。」
お互い体を擦り付け合って、二人の熱はどんどん上昇していく。サナリアの体が快感に跳ねる。かすかな鎖の音がする。
もう二人の邪魔をする物なんて無いのに、なぜか二人は追い立てられ、焦る様に互いを愛撫した。
「サナリア、すまねぇ。っ」
フーフーと荒い息をしながらガルゴが詫びの言葉を口にした。
「な・・・に?」
快感と衝動で半分近く理性の溶けた思考回路でサナリアが聞き返す。
「せっかくアンタが頑張って洒落て来たのに、俺、何だか、お前が来る前から変なんだ。堪らなくて。・・・・はぁっ・・・足りなくて・・・あぁ・・上手く言えねぇ。めいイッパイ優しくしたいのに、気ばかり焦って優しく出来る気がしない。」
そう言いながらもガルゴのサナリアに体を擦り着ける行為は止まない。
「発情期?」
「ちげぇ・・・あん時みてぇに頭が浮かれてネェ。むしろ冴えてる。ただ、サナリアに触りたくて、離れがたくて、ヤリてぇだけじゃねぇんだ。そうじゃなくて。ただ、堪らねぇんだ。会えば収まると思ったのに。干からびかけた砂漠の旅人が水を欲しがるみてぇに、ただアンタが欲しい。」
ガルゴの前はもう完全に勃起していた。
それをサナリアのそれに洋服ごしにこすりつける。
サナリアの物も、又、熱を持ち始めていた。
好きな男が、自分を求めて身を焦がしている様は堪らなくサナリアを興奮させた。
「ラメシャンの国民でもない者がラメシャンの王となる筈だった男の血を飲んで、その魔力で『神の選抜』を完ぺきな形で完了したんです。多少は反動位来るでしょう、ふふっ。」
「・・・笑える?」
ガルゴが優しくサナリアに腰を押し付ける。
「・・・はっ。・・・嬉しいだけです。リリィ・・・言ったでしょう。」
「ん?」
「何度でも言いますよ。」
「うん?」
「『私の心臓を貴方に許す。』」
今度こそガルゴはサナリアを抱き込んで、ソファーにその細い体を埋めた。
「参った。ずっと見つめていたいのに、裸に向いて溶け合いテェ!。」
シャラリとサナリアの服のしたから音がする。
ジャケットのすそから狭い隙間に手を差し込めば、幾本もの鎖の感触がガルゴの手に伝わって来る。
胸に手を這わせればそこにも鎖は有り。そよそよと優しく鎖をブラウス越しに転がしたら胸の突起を掠めるのか、っサナリアの表情は忽ち甘く蕩けた。
サナリアの細身のボトムの前が膨らむ。
上がる嬌声もひと際高く甘い。
「ヤラシイ物着てきやがって!」
「んぅっ。リリィ!。」
髪をすき、首をなぞり、指をからませ腰をさすり、胸をするりと撫で上げる。ガルゴの手のひらが動く度、サナリアが身動ぎをする度、サナリアの服の中から微かにチャリチャリと鎖が踊る音がガルゴの耳に届いた。
『夜驚かせようとおもったのに。』今朝のさなりあの言葉がガルゴの脳裏を過る。
腰を強く引き寄せて、両手で後ろの二つの膨らみを優しく擦り揉むとサナリアの唇から甘い吐息と共に小さな嬌声が漏れた。
「んー。・・・あぁっ。」
ガルゴのての動きに合わせて細い腰が小さく踊る。
服の下ではチャリ、シャラリと微かな音がして二人を煽る。そのままそこから溶け合うのではないかと思われる程深く甘く口づけを交わした。
ガルゴがサナリアを抱き締めたまま、クルリと体を反転させて、騎士団の巨漢達が三人ゆったり座れる程の大きな皮張りのソファーにサナリアを沈めた。
「サナリア、サナリア、俺の魔道士!」
自分の体に比べて随分と華奢に見える男の体を抱え込み、夢中で口づけを交わしながら男の象徴を無意識の内に捏ねつけた。
ガルゴの腰はすでに熱を蟠らせており、象徴は芯を持ち始めていた。
それをサナリアに擦り付ける様に腰を動かす。サナリアも夢中でガルゴの長い舌を飲み込みながら腰を動かし、ガルゴの激情に応えていた。
「リリィ。あぁ気持ちいい。もっとっ。あっ。・・・んぅっ。」
お互い体を擦り付け合って、二人の熱はどんどん上昇していく。サナリアの体が快感に跳ねる。かすかな鎖の音がする。
もう二人の邪魔をする物なんて無いのに、なぜか二人は追い立てられ、焦る様に互いを愛撫した。
「サナリア、すまねぇ。っ」
フーフーと荒い息をしながらガルゴが詫びの言葉を口にした。
「な・・・に?」
快感と衝動で半分近く理性の溶けた思考回路でサナリアが聞き返す。
「せっかくアンタが頑張って洒落て来たのに、俺、何だか、お前が来る前から変なんだ。堪らなくて。・・・・はぁっ・・・足りなくて・・・あぁ・・上手く言えねぇ。めいイッパイ優しくしたいのに、気ばかり焦って優しく出来る気がしない。」
そう言いながらもガルゴのサナリアに体を擦り着ける行為は止まない。
「発情期?」
「ちげぇ・・・あん時みてぇに頭が浮かれてネェ。むしろ冴えてる。ただ、サナリアに触りたくて、離れがたくて、ヤリてぇだけじゃねぇんだ。そうじゃなくて。ただ、堪らねぇんだ。会えば収まると思ったのに。干からびかけた砂漠の旅人が水を欲しがるみてぇに、ただアンタが欲しい。」
ガルゴの前はもう完全に勃起していた。
それをサナリアのそれに洋服ごしにこすりつける。
サナリアの物も、又、熱を持ち始めていた。
好きな男が、自分を求めて身を焦がしている様は堪らなくサナリアを興奮させた。
「ラメシャンの国民でもない者がラメシャンの王となる筈だった男の血を飲んで、その魔力で『神の選抜』を完ぺきな形で完了したんです。多少は反動位来るでしょう、ふふっ。」
「・・・笑える?」
ガルゴが優しくサナリアに腰を押し付ける。
「・・・はっ。・・・嬉しいだけです。リリィ・・・言ったでしょう。」
「ん?」
「何度でも言いますよ。」
「うん?」
「『私の心臓を貴方に許す。』」
今度こそガルゴはサナリアを抱き込んで、ソファーにその細い体を埋めた。
「参った。ずっと見つめていたいのに、裸に向いて溶け合いテェ!。」
シャラリとサナリアの服のしたから音がする。
ジャケットのすそから狭い隙間に手を差し込めば、幾本もの鎖の感触がガルゴの手に伝わって来る。
胸に手を這わせればそこにも鎖は有り。そよそよと優しく鎖をブラウス越しに転がしたら胸の突起を掠めるのか、っサナリアの表情は忽ち甘く蕩けた。
サナリアの細身のボトムの前が膨らむ。
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「んぅっ。リリィ!。」
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