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壊れた玩具と伝説の狼 フィナーレ5
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セイラはもっとアヤとキスがしたくて、少しアヤの方に膝立のままアヤの方へ体を寄せた。
アヤは幸せそうに笑って、ただ、
「そうか」
とだけ言って、セイラに口づけを続けた。
アヤの目の奥や怪しく青か緑か判別の着かない色に光るとセイラの足元にアヤの蔦が芽吹いて右太ももに絡みつき優しく擽り始めた。
セイラは、再び柔らかい溜息を一つ吐き出した。
「大丈夫、この位の熱ならまだ、一回自分で出せば体も冷めるよ」
セイラはアヤのキスと自分の手淫で射精して、体を冷ました。
スッキリしたセイラを見て、アヤが少し残念そうに鼻を鳴らした。
それから大きなため息をつくと、立ち上がった。
洞窟の中に大きな影が揺れた。
アヤは狼らしく、ブルブルと体を震わせて、横倒れて寝ぐせの着いた全身の毛を直すと、洞窟の出口に向かった。
二人は新婚みたいな物だけれど、そんな事現実は考慮してくれない。
「山の見回りをしてくる、ついでに何か夕飯も見繕ってこよう」
この山は、あまり魔獣も出ない所ではあるけれど、それでも見回りぐらいはしないと危ない。
あまりほったらかしにして魔獣を跋扈させてしまうと、人間の討伐隊が来て住処を荒らされる事になってしまう。
「ふふふ、行ってらっしゃい」
先に落ち着いたのはアヤなのに、セイラが自慰で自分の興奮を鎮めた事を残念がるアヤがなんだかおもしろくて、セイラはクスクスと笑いながらアヤを見送った。
アヤの見回りにセイラがついて行く事は殆どない。
ごくごく稀に強い魔獣が出て来る事が在るので、アヤは滅多にセイラを連れて行きたがらない。
アヤは幸せそうに笑って、ただ、
「そうか」
とだけ言って、セイラに口づけを続けた。
アヤの目の奥や怪しく青か緑か判別の着かない色に光るとセイラの足元にアヤの蔦が芽吹いて右太ももに絡みつき優しく擽り始めた。
セイラは、再び柔らかい溜息を一つ吐き出した。
「大丈夫、この位の熱ならまだ、一回自分で出せば体も冷めるよ」
セイラはアヤのキスと自分の手淫で射精して、体を冷ました。
スッキリしたセイラを見て、アヤが少し残念そうに鼻を鳴らした。
それから大きなため息をつくと、立ち上がった。
洞窟の中に大きな影が揺れた。
アヤは狼らしく、ブルブルと体を震わせて、横倒れて寝ぐせの着いた全身の毛を直すと、洞窟の出口に向かった。
二人は新婚みたいな物だけれど、そんな事現実は考慮してくれない。
「山の見回りをしてくる、ついでに何か夕飯も見繕ってこよう」
この山は、あまり魔獣も出ない所ではあるけれど、それでも見回りぐらいはしないと危ない。
あまりほったらかしにして魔獣を跋扈させてしまうと、人間の討伐隊が来て住処を荒らされる事になってしまう。
「ふふふ、行ってらっしゃい」
先に落ち着いたのはアヤなのに、セイラが自慰で自分の興奮を鎮めた事を残念がるアヤがなんだかおもしろくて、セイラはクスクスと笑いながらアヤを見送った。
アヤの見回りにセイラがついて行く事は殆どない。
ごくごく稀に強い魔獣が出て来る事が在るので、アヤは滅多にセイラを連れて行きたがらない。
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