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春のススキと白い息5ー15

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四つ足の獣に慰められて、勃起した自分の性器の向こう側に、真っ赤な獣の性器が起って揺れたのが見えた。
セイラは胸を高鳴らせて生唾を一回飲み込んだ。
重い音を立てて、アヤの大きな両足がセイラの両肩の前に置かれた。
両耳の直ぐ横で爪が岩を弾く耳障りな音がした。
獣の輪郭の影がセイラを覆い、視界がサァ・・・っと暗くなった。
覆い被さるは熊よりも大きな巨大な狼、セイラの育った町の神山の主、山の王。
「この12年間、ただただお前を探していた。
 セイラがいない俺は、何を食べてもまるで餓死寸前の狼みたいに飢えていて、空虚で足りなくて、必死にこの飢餓を埋めてくれる存在を探していた
 お前の気配を見つけた時の、俺の気持ちなんて誰にも分からない」
アヤが一歩後ろ足を前へと進めた。
セイラの股の間に、丁度、アヤの焼けた鉄の様に真っ赤な性器が入り込んできた。
先が、セイラの入口に、ヒタリ、と宛がわれた。
セイラはもう一度音を立てて唾を飲み込んだ。
(あつい・・・)
自分の胎の入口に宛がわれたアヤの性器がびっくりするくらい暖かかった。
「ぁっ。─はぁ」
ピタリ、と着いた性器の先が、セイラの胎の入口の輪郭をなぞり、入ろうと入口をこじている。
それだけで気持ちよくて、これから何が起きるのか期待をして、セイラは両ひざを更に開いた。
アヤが嬉しそうに喉を鳴らす。
喘いだセイラが口を大きく開け、そこにアヤがに当たり前の様に舌を突っ込んできた。
「んーっ。むぁ。ぁぁんっ」
セイラは喘ぎながら夢中でその舌を舐め、吸って飲み込んだ。
アヤの舌に喉奥を犯されるだけで、何度もイキそうになって腰を揺らせた。
「ぁあぁーっ」
アヤの舌がセイラの喉から出ていった時、セイラはあっさり絶頂を迎えていた。
蔦でグルグル巻きにされたセイラの物の先端に、じわりと白いものが染み出てきた。
セイラの後口は早くアヤの熱を迎え入れたくて入口の開閉を繰り返し始めた。
その、可愛いおねだりを繰り返すセイラの入口に、アヤの性器の先端がズブリと沈んだ。
「セイラ、俺の万感の思いだ。受けとれ」
アヤが静かにささやいた。
セイラはアヤの優しい瞳を濡れた視線で見つめ返して、頬を紅色に染めながら微笑んだ。
アヤの唇をちゅゅと吸って。
「ちょうだい」
そう、快楽に濡れた声で言った。
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