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春のススキと白い息4ー11

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ボトムの中のセイラの物は、既に先走りを滲ませていた。
身体能力の高いアヤがそれを嗅ぎ付けない訳もなく、早速、アヤはセイラのボトムを脱がしにかかった。
「やぁ。こらぁ。このっ。あっ!」
「グルルル」『良い匂いがする』
アヤはボトムの上から鼻をセイラの股間に押し付け、匂いを嗅いでヨダレを垂らした。
「よくしつけられた子だなぁ!もうっ。娼館の従業員、探し回ってるんじゃないのかしら?」
セイラはすっかり、アヤの事を町で有名な動物や魔獣、鞭や蝋燭等、ちょっと特殊な道具を使ったプレイをする事で有名な娼館の飼い犬だと思い込んでいた。
「ガウガウ、アォン」『決めた!俺セイラ『エサ』はコレにする!』
そうこうしている内に、アヤは勝手につがい成立の為の、特別なエサを決めセイラにねだった。
「ウォッフ!クーン」『セイラの子種はこれから全て俺の物だ!』
鼻息荒くグイグイとセイラの股間を押して、匂いを嗅いでは布の上から舐め回し、ボトムを引っ張った。
大きな犬が、しっぽをブンブン振りながら、自分の股間を舐め回す様子は若いセイラにとってもナカナカ興奮する光景だった。
「あははっ」
ボトムの中は、前も後ろも刺激が欲しくてウズウズとしている。セイラの喉がゴクリと一回鳴った。
この時居た場所が、蛇どころか害虫一匹見たことの無い不思議な山の山奥で、周囲に一人っ子一人居ないという事、それから珍しく沢山飲んだお酒の酔いが、セイラの行動を大胆にさせた。
「本当に、舐めてくれるの?」
真っ白な吐息が、真っ白な月が煌々と輝く春の夜空に溶けて行った。
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