壊れた玩具と伝説の狼

鈴紐屋 小説:恋川春撒 絵・漫画:せつ

文字の大きさ
上 下
168 / 218

春のススキと白い息4ー10

しおりを挟む
毎日山の中を駆け回っている、野生の狼に体当たりされては、酔っぱらいのセイラがその勢いにかなう分けがない。
「ふぉあっ」
セイラは、その場で仰向けに倒れこんだ。
「キュゥン」『俺のつがい!』
アヤはそのままセイラの上に乗り上げ、セイラの顔を舐め回した。
「そんなに名前気に入ったの?!うふふふ。あ。こらっ落ち着け、口の中に舌を入れるな!
えぇいまてまて!。僕の上で体をゆするなぁ」
セイラを舐める毎に、アヤはセイラの匂いに夢中になって行った。
着崩れた服の裾から服の中に潜り込み、身じろぎをすれば簡単にセイラの服はまくれ上がって、肌が露になった。
セイラの匂いは、瞬く間にアヤを夢中にさせた。
アヤは大きな体に物を言わせて、セイラを押さえつけ、腹も背中も舐め回した。
喉を鳴らしながら、一心不乱に舐め回しているうちに、力なくとはいえ抗っていたセイラの抵抗が、全く失くなった。
その代わり、子狼が母に甘える様な鼻にかかった声で微かに鳴き始めた。
「もぅっ、ぁ・・・ぅぅんっ。お前、さては町の表通りにあるあの怪しげな娼館のプレイ用のバター犬だな!」
「アウゥン。ガウガウ」『バター犬?何だそれは?』
セイラが良く鳴く所をアヤが舐めると、セイラの体から立ち上る良い匂いが強くなった。
アヤは更に夢中になってセイラを舐め回し、セイラはだんだんとアヤにされるがままになっていった。
セイラの吐息は、掠れた甘い吐息になって、吐く息の白さも濃くなって行った。
「アヤがあんまり上手に舐めるから、僕、酔っぱらいなのに起っちゃったじゃないかぁ」
セイラの瞳は潤み、可愛らしい性器は、完全に勃起していた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

目の前に色男が!早速ケツを狙ったら蹴られました。イイ……♡

ミクリ21
BL
色男に迫ったら蹴られた話。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

僕の穴があるから入りましょう!!

ミクリ21
BL
穴があったら入りたいって言葉から始まる。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...