122 / 216
人食い湖の住人3-8
しおりを挟む
「くすぐったいよ。あっ」
短くて柔らかい髭が一本耳に入って中をくすぐった。
セイラが思わず可愛い声を上げると。
アヤが、フンッっと大きく一つ、息を吐き出した。
セイラが、アヤの鼻を引き寄せて唇にキスをすると、アヤの大きな舌がセイラの口内にズルリと入り込み、上顎を擦り上げた。
どちらの物なのか分からない唾がセイラの口内を満たし、セイラはそれを躊躇無く飲み込んだ。
「ぁ、アヤ」
キスをしている内にセイラの中に今までにない感覚が生まれた。
お腹が空いている様な、切ない様な、何かが足りてない様な、小指がチリチリと感電している様な・・・。
静かな、だけれど、確かな渇望。
セイラは、目の前の、この熊より大きな不思議な狼と、抱き合って、キスをして、舐め合って恋人以上の人としかしないエッチな事を沢山したい。
他のどんなものも代わりにならない、今のセイラが抱き合いたいのは、キスをしたいのは、紛れもなくこのアヤという名の狼だけだ。
(これは恋だ)
今さらだけれどはっきりとそう思った。
「アヤ、ァャ。えっちしたい」
セイラは甘えた声でアヤの首に両腕を巻き付けた。
歩いて体が温まり、薬も大分セイラの中で回り始めている。最早慣れてしまった人工的な快楽への欲求が、セイラの思考を支配し始めていた。
「そうだな、えっちしたいな。たくさんしよう」
アヤは、上機嫌でもう一度セイラにキスをした。
短くて柔らかい髭が一本耳に入って中をくすぐった。
セイラが思わず可愛い声を上げると。
アヤが、フンッっと大きく一つ、息を吐き出した。
セイラが、アヤの鼻を引き寄せて唇にキスをすると、アヤの大きな舌がセイラの口内にズルリと入り込み、上顎を擦り上げた。
どちらの物なのか分からない唾がセイラの口内を満たし、セイラはそれを躊躇無く飲み込んだ。
「ぁ、アヤ」
キスをしている内にセイラの中に今までにない感覚が生まれた。
お腹が空いている様な、切ない様な、何かが足りてない様な、小指がチリチリと感電している様な・・・。
静かな、だけれど、確かな渇望。
セイラは、目の前の、この熊より大きな不思議な狼と、抱き合って、キスをして、舐め合って恋人以上の人としかしないエッチな事を沢山したい。
他のどんなものも代わりにならない、今のセイラが抱き合いたいのは、キスをしたいのは、紛れもなくこのアヤという名の狼だけだ。
(これは恋だ)
今さらだけれどはっきりとそう思った。
「アヤ、ァャ。えっちしたい」
セイラは甘えた声でアヤの首に両腕を巻き付けた。
歩いて体が温まり、薬も大分セイラの中で回り始めている。最早慣れてしまった人工的な快楽への欲求が、セイラの思考を支配し始めていた。
「そうだな、えっちしたいな。たくさんしよう」
アヤは、上機嫌でもう一度セイラにキスをした。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
赤ちゃんプレイの趣味が後輩にバレました
海野
BL
赤ちゃんプレイが性癖であるという秋月祐樹は周りには一切明かさないまま店でその欲求を晴らしていた。しかしある日、後輩に店から出る所を見られてしまう。泊まらせてくれたら誰にも言わないと言われ、渋々部屋に案内したがそこで赤ちゃんのように話しかけられ…?
脅されて壁穴にアナルを10回押し付ける事になった俺
うずみどり
BL
いじめっ子が脅されて壁穴にアナルを10回押し付ける事になった。
脅迫の内容は「ホモだって言い触らされたくなければケツの中を洗ってローションを仕込み、壁に空いた穴にアナルを押し付ける事」そして「良いと言うまで尻を壁から離さない」、「こちらの言い付けを破ったらペナルティ」、「ちゃんと守れたら10回で終わらせてやる」。
こんな事で処女を散らすなんて……。けれど選ぶ余地はなかった。証拠写真をバラ撒かれたら人生が終わる。
10回だけ我慢するんだ……。
俺は相手が誰かもわからず、尻穴を差し出す事になった。
ヤッてるだけのエロ妄想短編……の筈が拗らせマンになりました。
そんな訳ねえよ! というツッコミはひとまず押さえてお読み下さい。
※)少スカ、無理やり注意です!(今さら)
※)ムーンライトノベルズ様にも投稿してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる