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人食い湖の住人3ー2
しおりを挟む真っ青な顔になったセイラを見て、海月が心配そうな表情を作ってほんの少し触手をセイラに近づけた。
その瞬間、セイラの心は嫌悪感で爆発した。
(嫌だ!いや!気持ち悪い!嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌!もう嫌だ!僕に触るな!アヤだけがいい、他なんて要らない!僕に触るのはアヤだけが良い!それでこの体が)
セイラは心の中で絶叫を上げた。『それでこの体が』、その先をセイラの思考が導き出す前に、
「ダメだ」
返事をしたのはアヤだった。
とたんに海月がピタリと動きを止めて、一瞬アヤを見たかと思うと、瞬く間に触手を元の指に戻して身を引いた。
「何だよ、妬きもちやきめ」
「ふん。安い芝居のスケベぇ親父みたいにセイラに迫りやがって!その得体の知れねぇ触手を引っ込めろ!俺の番に触るな」
アヤはそう言ってセイラを両足の間に囲い込んだ。
セイラの体から力が抜けて、止まりそうになっていた呼吸がもとに戻って来てた。
不足していた分を取り戻す為にハァハァと大きく呼吸を繰り返し、真っ青になっていた顔に血色が戻ってきた。
落ち着いてくると、色んな感覚がセイラに戻ってきた。
背中にかかるアヤの柔らかい胸毛が、暖かかった。
ほぅ、と、息を着いた拍子に、一筋の汗がセイラのこめかみを伝った。
いつの間にか、びっしょりと汗をかいていた。
二人の様子を見た海月が大きなため息を付いた。
「ハイハイ。もぅ。これだから狼の相手は面倒だよ。一途で焼きもち妬きで、私とは相容れない」
憎まれ口を叩いてはいるが、海月の表情は優しそうに微笑んでいた。
「私の触手は飛び切り気持ちいいのに、恋人たちの中には、病みつきになってプレイとしてねだってくる子もいる位」
悪戯っぽく微笑んで言った海月に、アヤが牙をむいて唸り声を上げた。
その瞬間、セイラの心は嫌悪感で爆発した。
(嫌だ!いや!気持ち悪い!嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌!もう嫌だ!僕に触るな!アヤだけがいい、他なんて要らない!僕に触るのはアヤだけが良い!それでこの体が)
セイラは心の中で絶叫を上げた。『それでこの体が』、その先をセイラの思考が導き出す前に、
「ダメだ」
返事をしたのはアヤだった。
とたんに海月がピタリと動きを止めて、一瞬アヤを見たかと思うと、瞬く間に触手を元の指に戻して身を引いた。
「何だよ、妬きもちやきめ」
「ふん。安い芝居のスケベぇ親父みたいにセイラに迫りやがって!その得体の知れねぇ触手を引っ込めろ!俺の番に触るな」
アヤはそう言ってセイラを両足の間に囲い込んだ。
セイラの体から力が抜けて、止まりそうになっていた呼吸がもとに戻って来てた。
不足していた分を取り戻す為にハァハァと大きく呼吸を繰り返し、真っ青になっていた顔に血色が戻ってきた。
落ち着いてくると、色んな感覚がセイラに戻ってきた。
背中にかかるアヤの柔らかい胸毛が、暖かかった。
ほぅ、と、息を着いた拍子に、一筋の汗がセイラのこめかみを伝った。
いつの間にか、びっしょりと汗をかいていた。
二人の様子を見た海月が大きなため息を付いた。
「ハイハイ。もぅ。これだから狼の相手は面倒だよ。一途で焼きもち妬きで、私とは相容れない」
憎まれ口を叩いてはいるが、海月の表情は優しそうに微笑んでいた。
「私の触手は飛び切り気持ちいいのに、恋人たちの中には、病みつきになってプレイとしてねだってくる子もいる位」
悪戯っぽく微笑んで言った海月に、アヤが牙をむいて唸り声を上げた。
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