壊れた玩具と伝説の狼

鈴紐屋 小説:恋川春撒 絵・漫画:せつ

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イキ癖2-2

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「はっ・・・ん」
セイラは喜んでアヤの口づけを受け入れた。
アヤの舌はセイラの口内をくまなく舐め上げると、上顎を執拗に擦った。
セイラはアヤに上顎を舐めて貰うのが大好きで、舐めて貰うと直ぐに気持ち良くなって息使いがどんどん上がる。
セイラが無意識の内に自分の下枝に手を伸ばすと、いつの間にか昨日の様に蔓草が根元に絡み着いていた。
カッとセイラの頬が赤くなり、アヤがそれに気が着いて喉でクスクスと笑った。
「セイラ、昨日みたいに自分で乳首捏ねて」
アヤが又、やらしいおねだりを始めた。
セイラは少し躊躇したものの、直ぐにアヤのおねだりに従った。
チュウチュウとアヤの舌を吸いながら、自分で自分の乳首を摘まみ上げて、アヤに見せつけるみたいにクニクニと捏ねて見せた。
昨日の雌イキの快感を思い出しながら捏ねたら、お腹の奥が未だ何もされていないのにジワリと疼いた。
「あーっ、うぅっ」
さっそく快感に酔い始めたセイラを見てアヤが満足げに『ふふふ』と笑う。
二人のキスは一層深くなって、アヤが舌を固くしてセイラの喉奥までズルリと突っ込んだ時、何か強烈な快感がセイラの脊髄を駆けあがって、
「あっ、あっ、ぁぁあっ!ア!」
いきなり呆気なく果てた。
(嘘、何で?幾らなんでも、僕、早すぎ!しかも・・・)
「んっ。あ。アヤァ・・?」
雌イキだった。
体の奥に欲が籠って渦をまいている。腹がはらに変わって後口が勝手に開閉し、いつものアヤの愛撫を催促している。
(僕のからだ、どうしちゃったの?)
「もう、癖がつき始めたのか、セイラ」
「く、癖?」
「イキ癖さ、イク時雌イキする様に、昨日さんざん後ろの気持ち良さ教え込んだからなぁ」
アヤがセイラのお腹をご機嫌で舐めると、
「あっ、ぁあっ──ウソ、何で?」
セイラはまた軽く中でイった。
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