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伝説の狼1-12
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思い出せたのが嬉しくてふふふと笑うと狼のアヤがどうしたのか伺い見てきた。
「何でもない事だよ。アヤの名前に聞き覚えがあってね、何だろうって思い出したら子供の頃近所に住んでいたよく一緒に遊んでくれた屋台の叔父さんの名前と同じ・・・珍しいよねアヤは――女の子の名前―に、よく・・ある」
それだけ言って、セイラはゼンマイの切れた玩具の様にコトリと眠ってしまった。
後に残された大きな狼があっけにとられていた。
眠るセイラをみつめて、大きなため息を着いた。
「そう言ってお前が俺に名前を与えたんじゃないか。何でそこまで思い出しておいて俺を思い出さないんだ!?」
言葉の最後の方はほとんどぼやき声だった。
「何でもない事だよ。アヤの名前に聞き覚えがあってね、何だろうって思い出したら子供の頃近所に住んでいたよく一緒に遊んでくれた屋台の叔父さんの名前と同じ・・・珍しいよねアヤは――女の子の名前―に、よく・・ある」
それだけ言って、セイラはゼンマイの切れた玩具の様にコトリと眠ってしまった。
後に残された大きな狼があっけにとられていた。
眠るセイラをみつめて、大きなため息を着いた。
「そう言ってお前が俺に名前を与えたんじゃないか。何でそこまで思い出しておいて俺を思い出さないんだ!?」
言葉の最後の方はほとんどぼやき声だった。
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