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chocolate with sunrise 4-20

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「うん。嬉しい。安心する。俺、料理が仕事だからさ、指輪は当たり前だけど、落とす危険の有るペアのアクセサリーや、怪我する危険があるから腕時計も付けられねぇし、仕事中は、ほとんどスマホもイジれねぇからメッセージもらっても返せねぇし、俺、信用ねぇの分かってるし、琢美、絶対不安になるの分かってるから、店のホールやキッチンにカメラ設置する位なら、勝手に確認してくれるなら楽だし。GPS付き貞操帯も、まぁ、恥ずかしいけど、一番恥ずかしい所見せたく無かった琢美が喜ぶなら、まぁ、良いかみたいな?執着?束縛?良いじゃん安心する」
琢美と離ればなれになっていた十二年間の辛さを思えば、琢美の気持ちが俺に有るって思えて安心する。
六年前にもらった決別の手紙を読んだ時の絶望を思えば、チンコにGPSつけられるのなんてどんと来い恋だ。
俺はもう、琢美が男で俺にチンコぶっ込もうが、男を抱きたい女で、ディルドゥで愛してくれようが、何だって良いって思った。
「思えば、あの頃から、俺、抱かれる為に仕込まれてたんじゃん。お前に。俺は、もう、お前が俺の前から消えなければ、何でも良いよ」
俺は琢美の肩に額を着けて言った。
「だから、もう、俺を捨てるなよ!」
そう言ったら、琢美はピタリと手を止めた。
「裕ちゃん」
「二度と俺を捨てるな!俺にっ、他にっ相手、作れなんてっ絶対いうなっ!」
手紙の事を思い出したら、当時の衝撃と辛さまで思い出しちまって、泣きそうになって慌てて両目を琢美の方に押し付けた。
ちょっと涙声になってたかも知れねぇ。
「裕ちゃん」
「捨てるな・・・」
照れと、何か言われるのが怖くて、琢美の言葉を遮って『捨てるな』って繰り返した。
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