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chocolate with sunrise 4ー1
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浴室に入ると、もう湯船にお湯が張ってあった。
俺を、湯船の縁に寄りかからせて座らせてから、上機嫌で琢美は色々セッティングし始めた。
俺は、俺で後ろのディルドゥのせいで、まともに座り込む事も出来ず、息も絶え絶えに浴槽の縁に前屈みでへばりついていた。
「ねぇ、裕ちゃん。ここの浴室の鏡、ずいぶん大きいのね」
そりゃそうだ。特注だもん。
「特注したの、火傷ないか全身確認するために」
浴室の壁一枚を天井まで鏡にした完全特注品だ。耐震で、割れてもガラスが飛び散らない様に保護膜張ってあるから無茶苦茶高かった。
「俺、この店建てた時、ここに住むつもりだったからさ。風呂は拘ったんだ」
厨房で夢中になって仕事してると、軽い火傷や切り傷じゃ気付かない事が結構有る。だから、風呂に入った時チェックしようと思って、鏡だけはでかいヤツ注文したんだ。
「どうして住むの止めたの?」
「酔っ払った常連客に何度か店閉めた後に来られた事があってナー」
いくら生活かかってるとはいえ、店閉めて片付けた後に来られちゃ、たまったもんじゃねぇわけよ。
厨房の仕事って、結構ガテンなんだぜ、ただでさえウチは個人経営の強みで、営業時間多少融通利かせてるってのに、過労死するわ。
「なるほど」
琢美は俺と会話をしながら、新しいローションと、薄べったいA4位の大きさの黒いケースを浴槽の縁に置いた。
それから俺を見て、
「ちょっと待たせ過ぎちゃったね」
っと優しく微笑みながら俺の頬を指先で撫でた。
それだけで気持ちいい。早く琢美とセックスしたくて、身体中ウズウズしてる。俺の視線は、もう琢美にしか焦点が合わなくなっていた。
俺を、湯船の縁に寄りかからせて座らせてから、上機嫌で琢美は色々セッティングし始めた。
俺は、俺で後ろのディルドゥのせいで、まともに座り込む事も出来ず、息も絶え絶えに浴槽の縁に前屈みでへばりついていた。
「ねぇ、裕ちゃん。ここの浴室の鏡、ずいぶん大きいのね」
そりゃそうだ。特注だもん。
「特注したの、火傷ないか全身確認するために」
浴室の壁一枚を天井まで鏡にした完全特注品だ。耐震で、割れてもガラスが飛び散らない様に保護膜張ってあるから無茶苦茶高かった。
「俺、この店建てた時、ここに住むつもりだったからさ。風呂は拘ったんだ」
厨房で夢中になって仕事してると、軽い火傷や切り傷じゃ気付かない事が結構有る。だから、風呂に入った時チェックしようと思って、鏡だけはでかいヤツ注文したんだ。
「どうして住むの止めたの?」
「酔っ払った常連客に何度か店閉めた後に来られた事があってナー」
いくら生活かかってるとはいえ、店閉めて片付けた後に来られちゃ、たまったもんじゃねぇわけよ。
厨房の仕事って、結構ガテンなんだぜ、ただでさえウチは個人経営の強みで、営業時間多少融通利かせてるってのに、過労死するわ。
「なるほど」
琢美は俺と会話をしながら、新しいローションと、薄べったいA4位の大きさの黒いケースを浴槽の縁に置いた。
それから俺を見て、
「ちょっと待たせ過ぎちゃったね」
っと優しく微笑みながら俺の頬を指先で撫でた。
それだけで気持ちいい。早く琢美とセックスしたくて、身体中ウズウズしてる。俺の視線は、もう琢美にしか焦点が合わなくなっていた。
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