スイート・スパイシースイート

chocolate with sunrise ３－９

移動は思った以上に大変だった。
「ひぁっ」
何せ、一歩進むごとに尻尾が揺れて、ディルドゥが中で動いて不規則に刺激してくるから、快感で俺の腰は勝手に跳ねて思うように歩けねぇ。
悶えながら歩く俺を、琢美は手を引いてくれながら、目だけ爛々と光らせて、無表情で見ていた。
あの夜の琢美が言っていた言葉を思い出した。
『私に犯されてよがり泣いてる裕ちゃん見るのが一番興奮する』
琢美の一物は勃起してる。
本気の言葉だったんだなぁ、と、今、琢美の視線を浴びながら、改めて実感した。M男みたいな状態にされて、まだよがってる俺を視線でも犯すみたいにじっと見つめている。その視線が、また俺を興奮させた。
今日の俺は本当に変だ。マジで変なスイッチ入ってる。こんな恥ずかしい状態になってるのに、琢美とイチャイチャ出来てるって思えてすげぇ嬉しいの。終わってるよな。
あと数歩の所で息が続かなくて、壁に両手を突いて息を整えようとしたら、琢美が近づいて来て、キスしてくれた。
琢美はキスが上手だ。
気持ちよくて心がフワフワして、俺は琢美に絡み付いてキスに夢中になった。
琢美の服を微かに掠めている乳首が気持ちよくて、思わず腰をくねらせたら尻尾が犬が喜んでる時みたいに揺れた。
快感にほんろうされて崩れ落ちそうな俺を、琢美が抱き締めて支えてくれた。
「裕ちゃん、まだ琢美のチンコしゃぶりたい？男の琢美にぶっかけられながら飲みたい？」
琢美は聞きながら俺の体を撫でて、袋も揉んでくれた。
「・・・飲みたい。琢美のチンコしゃぶりたい」
「・・・立ち膝して」
俺は琢美に言われるまま、壁を背にして琢美の前に立ち膝で座った。