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chocolate with sunrise1ー2
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『今起きたばっかりって、お前どんだけ寝てたんだよ。
俺が電話かけたのは、昨日の夜だぞ』
高岡刑事が、不謹慎にゲラゲラ笑った。
結構、雲行きの怪しい会話っぽいのに、よく笑えるよな。
ずっと、飲食店畑で働いている俺には分からねぇケド、ナンか、普通に働いてる男って、ヤバイ話しほど業とらしく笑って話す奴いねぇ?
そんで、客が笑うんならと思ってこっちが合わせて笑うと、いきなりブチキレるの。
病んでるよな。
職場で影でハブられるタイプ代表。らしい。
俺、企業で働いた事無いから分からねぇケド。
理由は知らねぇケド、何か決まりごとに抵触とかで?意地悪はしちゃいけねぇらしい。事実上の降格とか左遷とかされるんだって。
まぁ、確かに、そんなキャラが、昔、開店資金貯める為に飲食店の厨房に就職した時に居たけど、店潰れたもんなぁ・・・。
高岡刑事の場合は計算でやってるから、ハブられる事は無いだろうけど、それでもまぁ、好かれてはいねぇ。
そして今の問題はソコじゃねぇ。
「昨日の夜?」
いつだよ?電話の着信音なんて聞いてねぇぞ?
『そうだ。本当はな、お前は琢美ちゃんから聞いた方が絶対良いと思うんだがなぁ』
「何だよ、含むなぁ」
折り返しが待ちきれなくて、電話をかけて来たクセに、高岡刑事は言葉を濁した。
俺が焦れていると、寝室の度がが静かに開いた。
パジャマのままの琢美が、トレーに飲み物と何か食い物を乗せて、そっと覗き込んできた。
電話をしているから、気を使っているんだろうな、琢美は、俺が琢美に気が付くと、トレーをちょっと持ち上げて、小首を傾げて見せ、『入っていい?』と無言で聞いてきた。
俺が電話かけたのは、昨日の夜だぞ』
高岡刑事が、不謹慎にゲラゲラ笑った。
結構、雲行きの怪しい会話っぽいのに、よく笑えるよな。
ずっと、飲食店畑で働いている俺には分からねぇケド、ナンか、普通に働いてる男って、ヤバイ話しほど業とらしく笑って話す奴いねぇ?
そんで、客が笑うんならと思ってこっちが合わせて笑うと、いきなりブチキレるの。
病んでるよな。
職場で影でハブられるタイプ代表。らしい。
俺、企業で働いた事無いから分からねぇケド。
理由は知らねぇケド、何か決まりごとに抵触とかで?意地悪はしちゃいけねぇらしい。事実上の降格とか左遷とかされるんだって。
まぁ、確かに、そんなキャラが、昔、開店資金貯める為に飲食店の厨房に就職した時に居たけど、店潰れたもんなぁ・・・。
高岡刑事の場合は計算でやってるから、ハブられる事は無いだろうけど、それでもまぁ、好かれてはいねぇ。
そして今の問題はソコじゃねぇ。
「昨日の夜?」
いつだよ?電話の着信音なんて聞いてねぇぞ?
『そうだ。本当はな、お前は琢美ちゃんから聞いた方が絶対良いと思うんだがなぁ』
「何だよ、含むなぁ」
折り返しが待ちきれなくて、電話をかけて来たクセに、高岡刑事は言葉を濁した。
俺が焦れていると、寝室の度がが静かに開いた。
パジャマのままの琢美が、トレーに飲み物と何か食い物を乗せて、そっと覗き込んできた。
電話をしているから、気を使っているんだろうな、琢美は、俺が琢美に気が付くと、トレーをちょっと持ち上げて、小首を傾げて見せ、『入っていい?』と無言で聞いてきた。
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