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chocolate with sunrise 1-1
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目が覚めたら夕方だった。
ベッドの脇に落ちてた家電の子機の着信音で目が覚めた。
随分寝た気がして、子機の小さな画面表示の日付が、一応一日しか経っていない事を確認して、少しほっとしてから電話に出た。
琢美はもう起きたみたいで、姿は無く、ベッドの琢美の場所も冷めていた。
・・・体力あんなオイ、ジムでどんな鍛え方してたんダヨ、アイツ。
電話をかけて来たのは高岡刑事だった。
『いつまで経ってもお前から折り返しの電話が来ねぇからよぉ。これでも大分待ったんだぜ?琢美ちゃん、大丈夫か?』
そんな言葉から会話は始まった。
「大丈夫かって、だいじょばねぇよ。いや、あんだけ元気ならまぁダメでは無いのかな?」
『まぁなぁ。流石になぁ』
「なんか一晩で一年位時間がたった気分だよ・・・っておわっ!?」
寝そべって話すのも話し辛いから、少し体を起こしたら、胸まで掛かってた上掛けが少しはだけて、自分の鳩尾から上が視界に入ってきた。
俺の体は、おびただしいと言えるほどの強烈なキスマークに塗れていた。
洋服で隠れる所の肌が、まともな色してる所が殆どねぇ。
何せでかい男がそこら中噛みついては、吸い付いていたのだ、一個一個がデカいし、噛み後と混ざってレオパードみたいになっていた。
『どうかしたか?』
電話越しだから様子が分かってない高岡刑事が、心配して聞いてきた。
「なんでもねぇ。それより何よ?折り返しって、俺、今起きた所だからサ、なんも聞いてネェのヨ」
腰に絡まるシーツを気にしながら俺は高岡刑事の含みの有る話し方に眉を寄せて聞いた。
ベッドの脇に落ちてた家電の子機の着信音で目が覚めた。
随分寝た気がして、子機の小さな画面表示の日付が、一応一日しか経っていない事を確認して、少しほっとしてから電話に出た。
琢美はもう起きたみたいで、姿は無く、ベッドの琢美の場所も冷めていた。
・・・体力あんなオイ、ジムでどんな鍛え方してたんダヨ、アイツ。
電話をかけて来たのは高岡刑事だった。
『いつまで経ってもお前から折り返しの電話が来ねぇからよぉ。これでも大分待ったんだぜ?琢美ちゃん、大丈夫か?』
そんな言葉から会話は始まった。
「大丈夫かって、だいじょばねぇよ。いや、あんだけ元気ならまぁダメでは無いのかな?」
『まぁなぁ。流石になぁ』
「なんか一晩で一年位時間がたった気分だよ・・・っておわっ!?」
寝そべって話すのも話し辛いから、少し体を起こしたら、胸まで掛かってた上掛けが少しはだけて、自分の鳩尾から上が視界に入ってきた。
俺の体は、おびただしいと言えるほどの強烈なキスマークに塗れていた。
洋服で隠れる所の肌が、まともな色してる所が殆どねぇ。
何せでかい男がそこら中噛みついては、吸い付いていたのだ、一個一個がデカいし、噛み後と混ざってレオパードみたいになっていた。
『どうかしたか?』
電話越しだから様子が分かってない高岡刑事が、心配して聞いてきた。
「なんでもねぇ。それより何よ?折り返しって、俺、今起きた所だからサ、なんも聞いてネェのヨ」
腰に絡まるシーツを気にしながら俺は高岡刑事の含みの有る話し方に眉を寄せて聞いた。
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