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lose sparkling 1ー10
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「琢!琢美!ぅんっ」
声が響くのも構わず名前を読んで無茶苦茶キスして腰を振った。
この、セックスする時にだけ見れる、雄全開の顔をしている時のコイツを、『琢美』と読んだら良いのか『琢』と読んだら良いのか判断できなくて、口をつく呼び名が勝手に混ざった。
前と後ろを同時に攻め立てられて善がりまくってる俺に、琢美が覆い被さって耳まで舐めてきた。
時々耳たぶを甘噛するのがまた新たな快感を呼ぶ、完全に快感に酔って蕩けてる俺に、琢美が又耳たぶを甘噛みしながら耳の中に囁いてきた。
「ねぇ裕ちゃん」
「ぅぁっ、ひぃっ」
返事の代わりに喘ぎ声が上がる。セックスの最中にやられると、耳の奥まで性感帯になっているたみたいでそれだけで脊椎を痺れるような快感が走った。
俺は返事をする余裕もなく、視線だけを琢美に返した。
そんな俺に琢美が笑いかける。
「わかってる?」
琢のガチガチに固く熱くなった性器が俺の腹の中を犯している。
奥まで突かれる度に俺の中心は琢で一杯になって、それがひたすら嬉しくて気持ち良かった。
「な・・・に・・?」
辛うじて返せた拙い返事に琢美が微笑む。そして言った。
「裕ちゃん、今、琢美に犯されてるんだよ」
そう言われたとたん、なんだか俺は、急に自覚して、堪らなくなった。
そうだ、琢は琢美で、俺は今、琢とセックスしてて、琢の勃起した性器は今俺の腹の中をメチャメチャ犯してて、だから俺の腹の中でガチガチになってるこれは、と、そう思ったとたん、俺の顔は真っ赤に染まってブワリと一気に体温が上がったかと思うと、
「あっあっ琢美!ごめっ、俺、イク!」
呆気なく射精した。
滅茶苦茶イッた。
自分の腹の中がギュッってなって、中にある琢美の性器を締め付けたのが自分でも分かった。
琢美の腰の動きも一気に激しくなった。
「ひぁぁっ、あんっ、あっ、んっ!たくみっこれが、あっ琢美のっ、ん────っ」
「そうだよっ、今裕ちゃんを犯してのは琢美だよ!」
「あぁあ!好き!琢美!好き!琢美!」
「あぁ!ここにっ他の奴なんか入れたら許さないからねっ」
そう言って、琢美も俺の中でイッた。
二人で後片付けしてトイレから出ると、扉の前で高岡刑事がヤンキー座りして待っていた。
「わんっ」
目があったとたんジト目の高岡刑事が犬の鳴き真似をした。
「ごめん」
「すみません!」
一応謝ると。
よくあることだからと言って笑っていた。
目は笑ってなかったが。
声が響くのも構わず名前を読んで無茶苦茶キスして腰を振った。
この、セックスする時にだけ見れる、雄全開の顔をしている時のコイツを、『琢美』と読んだら良いのか『琢』と読んだら良いのか判断できなくて、口をつく呼び名が勝手に混ざった。
前と後ろを同時に攻め立てられて善がりまくってる俺に、琢美が覆い被さって耳まで舐めてきた。
時々耳たぶを甘噛するのがまた新たな快感を呼ぶ、完全に快感に酔って蕩けてる俺に、琢美が又耳たぶを甘噛みしながら耳の中に囁いてきた。
「ねぇ裕ちゃん」
「ぅぁっ、ひぃっ」
返事の代わりに喘ぎ声が上がる。セックスの最中にやられると、耳の奥まで性感帯になっているたみたいでそれだけで脊椎を痺れるような快感が走った。
俺は返事をする余裕もなく、視線だけを琢美に返した。
そんな俺に琢美が笑いかける。
「わかってる?」
琢のガチガチに固く熱くなった性器が俺の腹の中を犯している。
奥まで突かれる度に俺の中心は琢で一杯になって、それがひたすら嬉しくて気持ち良かった。
「な・・・に・・?」
辛うじて返せた拙い返事に琢美が微笑む。そして言った。
「裕ちゃん、今、琢美に犯されてるんだよ」
そう言われたとたん、なんだか俺は、急に自覚して、堪らなくなった。
そうだ、琢は琢美で、俺は今、琢とセックスしてて、琢の勃起した性器は今俺の腹の中をメチャメチャ犯してて、だから俺の腹の中でガチガチになってるこれは、と、そう思ったとたん、俺の顔は真っ赤に染まってブワリと一気に体温が上がったかと思うと、
「あっあっ琢美!ごめっ、俺、イク!」
呆気なく射精した。
滅茶苦茶イッた。
自分の腹の中がギュッってなって、中にある琢美の性器を締め付けたのが自分でも分かった。
琢美の腰の動きも一気に激しくなった。
「ひぁぁっ、あんっ、あっ、んっ!たくみっこれが、あっ琢美のっ、ん────っ」
「そうだよっ、今裕ちゃんを犯してのは琢美だよ!」
「あぁあ!好き!琢美!好き!琢美!」
「あぁ!ここにっ他の奴なんか入れたら許さないからねっ」
そう言って、琢美も俺の中でイッた。
二人で後片付けしてトイレから出ると、扉の前で高岡刑事がヤンキー座りして待っていた。
「わんっ」
目があったとたんジト目の高岡刑事が犬の鳴き真似をした。
「ごめん」
「すみません!」
一応謝ると。
よくあることだからと言って笑っていた。
目は笑ってなかったが。
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