上 下
173 / 410

Who you are 1-1

しおりを挟む
研究職っていうのは、ずっとラボみたいな所にみんなで籠ってオタクか漫画家が原稿書くみたいにひたすら実験ばかりしているのかと俺は思っていたのだけど、以外と出張が多い、ひどい時は月の半分は外国に行ってたりするから一緒に暮らしているとは言いつつも、俺たちの一緒に過ごせる時間は以外と少ない。
今月も例外では無く、せっかくめでたく本当に結ばれたっていうのに琢は二週間の長期出張で今夜まで帰らない。
実験装置の結果やプロジェクトの進行具合では名目上休みは土日だがそんなルールすらあって無きがごとしだ。
下手したら明日も出勤なんじゃなかろうか・・・・。
俺はずっと一人で暮らしてきたから、家族はあんなだったし。
だから一人がさみしいなんて思う事は一度もなかった。
今までは。
今は琢が居ないと落ち着かない、すぐ会いたいって思う。
でもそう思える自分が嬉しい、人並みになれたみたいで。
会えないとさみしいけど、そう素直に思える自分に安心する。
干からびた地面に少しずつ潤いが戻っていく様な気分だった・・・。
琢がいない休日、今日はずいぶん天気が良い。
そういえば最近掃除してないな、と部屋の掃除をしていた。
慣れるまでは掃除なんて『メンドウクセ』と思っていたんだけど、なれてみると部屋の掃除って結構なストレス解消になるんだよな。
洋服の仕分けやゴミだしは以外と達成感が有った。
そういえば最近マットレスを乾燥させたいと思ってたんだ。
出張で疲れて帰って来るだろうからベットもシーツモフカフカにして
今夜はぐっすり休んで疲れた体を癒せる様にしておいてやろうと一人ウキウキと寝室の掃除にとりかかる。
シーツやカバーを剥いでマットレスを日陰干しするために壁に立てかけた時だった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

性的イジメ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。 全二話 毎週日曜日正午にUPされます。

叔父さんと一緒♡

らーゆ
BL
叔父とショタ甥がヤッてるだけ。ガチのヤツなので苦手なひとは回避推奨。

僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした

なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。 「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」 高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。 そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに… その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。 ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。 かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで… ハッピーエンドです。 R18の場面には※をつけます。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

上司命令は絶対です!

凪玖海くみ
BL
仕事を辞め、新しい職場で心機一転を図ろうとする夏井光一。 だが、そこで再会したのは、かつてのバイト仲間であり、今は自分よりもはるかに高い地位にいる瀬尾湊だった。 「上司」と「部下」という立場の中で、少しずつ変化していく2人の関係。その先に待つのは、友情の延長か、それとも――。 仕事を通じて距離を縮めていく2人が、互いの想いに向き合う過程を描く物語。

部室強制監獄

裕光
BL
 夜8時に毎日更新します!  高校2年生サッカー部所属の祐介。  先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。  ある日の夜。  剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう  気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた  現れたのは蓮ともう1人。  1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。  そして大野は裕介に向かって言った。  大野「お前も肉便器に改造してやる」  大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…  

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

処理中です...