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September Rabbit 1-10

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「あ・・・」
性欲に濡れた吐息を吐き出しながら、琢が俺の耳を甘噛みして耳たぶを弄ぶ。
「あ・・・っぁあっ」
快感に身じろぎする度に杭を穿たれた場所に負荷がかかって、俺のアソコに何が突き刺されているのか思いしる。
生理的な涙がポタポタとこぼれて少しSっ気が有る琢の興奮が増した。
「ぅんっ・・・ぁ・・・ぁ・・・あぁぁっ・・・」
蹂躙を再開した琢の情杭が、己の質量を俺に知らしめる様にゆっくりと最奥へと進み出した。
「ゃ・・・おっきぃ・・・琢・・・ぁ・・・」
「ごめんね。今夜は勘弁してあげない・・・」
琢が甘くささやく。
「・・・なくて・・・いい」
「ん?」
興奮と切迫にジリジリと追い詰められて目の後ろがチカチカする。
今日あった事や以前経験した事が次々と俺の脳裏にフラッシュバックして来た。
『裕ちゃんの事何も知らないくせに!』
幼い頃、誤補導された俺の無実をただ一人信じて少年課の刑事達に食ってかかった琢美。
琢美の顔の死体。
殺人犯扱いされた事。
真面目な琢が仕事放り投げて俺を連れ戻しに来た事。
そして今、辛そうに怒って・・・勢いで俺を犯してる琢。
初めて受ける甘い甘い辱め。
もう色んな事が一度に起きて何が何だかって感じで何だかイッパイイッパイになっちまって。
俺の涙腺がいきなりぶっ壊れた。
ボロボロ流れる俺の涙に流石にビビった琢が慌てて身を引こうとする。
「・・・(止)めんなよ」
落ちる涙に構わずほどけそうになった二人の指を慌てて絡め直した。
「裕・・・」
「も・・・ヤダ・・・俺もう・・・お前の事だけにかまけてたいのに・・・」
驚いた琢の身動ぎが俺の中に伝わる。
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