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August thunderbolt 1-5
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シャワーを済ませ、先に上がっていた琢の横のシーツに疲れた体を投げ出す。
ヒヤリとしたシルクの感触が心地良い。
もう眠るだけの室内は明るさを最小に留めてあって、良い感じき眠気をさそう。
隣では琢が何が面白いのかニコニコとご機嫌で俺を眺めていた。
うつらうつらし始めた頃、俺の携帯が着信を知らせ出した。
「コバからだ・・・」
電話は、高岡刑事の入院を知らせる物だった。
時刻は夜の11時、高岡刑事がかつぎ込まれたという病院に琢と急いで行ってみると。
「こんの馬鹿ヒグマァァァァァァア!!」
ガッシャーン
怒りほとばしるコバの雄叫びが入院患者用病棟(7階建)中に響き渡っていた。
金物の器がヒックリ返るガラガラとした耳障りな音がコバの怒声に華(?)を添える。
「病院内ではお静かにー!!」
「落ち着いて下さいっ。面会者さんっ」
看護師の悲鳴混じりの制止の声が空しく後に続く。
「何だ何ダァ?」
雷を落とされているその高岡刑事こと馬鹿ヒグマは、飛んできた洗面器やら何やらを大人しくかつ嬉しそうに避けもせず当たるに任せていた。
片や怒り狂っているコバは真っ赤なになりながら怒ってるんだか泣いてるんだか判らない顔でギャンギャンと支離滅裂に高岡を罵倒している。
なんつーかこう。
「夫婦喧嘩」
俺が口にする前に琢が代弁してくれた。
俺達に気が付いた高岡刑事がニヤリと笑ってコッソリ何やらVサインをしてみせた。
それに気が付いたコバが手近の金物の洗面器を力いっぱい高岡に投げつける。
「説教されてる時位まともに聞きやがれぇ!」
フォークの様な綺麗なカーブを描いて見事に洗面器は高岡の額にヒットし、カーンという良い音と共にて高岡はわざとらしくベッドの上に伸びた。
「ノックアウト」
思わず実況中継をする俺。
ヒヤリとしたシルクの感触が心地良い。
もう眠るだけの室内は明るさを最小に留めてあって、良い感じき眠気をさそう。
隣では琢が何が面白いのかニコニコとご機嫌で俺を眺めていた。
うつらうつらし始めた頃、俺の携帯が着信を知らせ出した。
「コバからだ・・・」
電話は、高岡刑事の入院を知らせる物だった。
時刻は夜の11時、高岡刑事がかつぎ込まれたという病院に琢と急いで行ってみると。
「こんの馬鹿ヒグマァァァァァァア!!」
ガッシャーン
怒りほとばしるコバの雄叫びが入院患者用病棟(7階建)中に響き渡っていた。
金物の器がヒックリ返るガラガラとした耳障りな音がコバの怒声に華(?)を添える。
「病院内ではお静かにー!!」
「落ち着いて下さいっ。面会者さんっ」
看護師の悲鳴混じりの制止の声が空しく後に続く。
「何だ何ダァ?」
雷を落とされているその高岡刑事こと馬鹿ヒグマは、飛んできた洗面器やら何やらを大人しくかつ嬉しそうに避けもせず当たるに任せていた。
片や怒り狂っているコバは真っ赤なになりながら怒ってるんだか泣いてるんだか判らない顔でギャンギャンと支離滅裂に高岡を罵倒している。
なんつーかこう。
「夫婦喧嘩」
俺が口にする前に琢が代弁してくれた。
俺達に気が付いた高岡刑事がニヤリと笑ってコッソリ何やらVサインをしてみせた。
それに気が付いたコバが手近の金物の洗面器を力いっぱい高岡に投げつける。
「説教されてる時位まともに聞きやがれぇ!」
フォークの様な綺麗なカーブを描いて見事に洗面器は高岡の額にヒットし、カーンという良い音と共にて高岡はわざとらしくベッドの上に伸びた。
「ノックアウト」
思わず実況中継をする俺。
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