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vanilla essence 1―12

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猛った竹川の物を擦り付けられれば熱い溜め息混じりのキスで返し、胸の突起をまさぐられれば足を絡めて余計に煽った。
俺の反応で更に勢いの増した竹川が、俺の下枝に指を絡ませて快感を与えて来る。
「あぁつっ・・・・・・竹川・・・・・・竹川・・・まてって・・・」
いつもの、ジレッタイ位の優しさを金繰り捨てた竹川の愛撫は、俺のペースなんて考えもせずに強引に俺を高みへと追い上げて行く。
まるで、ジェットコースターにでも乗せられてるみたいに、あっと言う間に追い上げられ
「ぁぁっ・・・・・・っ・・・イくっ!」
ベットに引きずり込まれて10分もしない内に俺は無理矢理吐精させられた。
気持も体も高まり切らない内に、無理矢理イかされた俺は、体の内に渦巻く性欲が散り切らず、を期待して敏感になって、シーツが二の腕と擦れる刺激にさえ反応して吐息は勝手に深くなった。
荒い息で竹川を見上げると、竹川は・・・怒って居る様な、泣いて居る様な、判らない表情で俺を見下ろしていた。
荒ぶる気持を抑えた、いつもより一際低音になった声で、竹川が俺を問い詰めた。
「何で・・・帰ってきたりしたんですか?」
「何でって・・・」
お前、待っててくれたんじゃネェのかよ?っと心の中で問い返す。
「琢美さんが帰って来たんでしょう?何で僕の所になんか帰って来たんですか?最後の別れでも言いに来たんですか?」
涙を流しながら、いつの間にかすっかり逞しくなった竹川が覆いかぶさって来て、再び俺の体をまさぐり出した。
「ずっと会いたかった恋しい人なんでしょう?!僕なんか・・・・・・僕なんか放っておけば良いじゃないですか!!」
「・・・・・・っあっ・・・たけかわ・・・こらっおちつけっ」
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