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so sweet sweet drop 1-14

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カラカラという懐かしい音で朝目が覚めた。
音の方に目を向けると竹川が、俺が高岡刑事から貰ったドロップ缶を手にしている。
昨日着替えの時に何気なく寝室のテーブルに置いておいたのを見つけたらしい。 
「懐かしい物買ったんですね・・・」
白い色のドロップを口に入れながら缶をカラカラ振って優しく微笑んだ。
その仕種が昔よく見た光景と重なって胸が微かに軋む・・・。
もう、微かに軋むだけで痛みが無いのが寂しい様な、そうでないような・・・。
「高岡に貰ったんだよ。何味?」
昔の残像を振り切って、今、俺を求めてくれる恋人に問いかける。
声は昨夜鳴かされ過ぎたせいでカサカサだった。
「ハッカです。」
どこか悪戯っぽく苦笑いをして竹川は小首をかしげた。
如何いかにも苦手だと言いたげな表情にくくっと笑ってベッドから這い出て竹川のそばに行って口づける。
「ヨコしな。辛いの苦手なんだろ?」
素直にドロップを渡しながら竹川が以外な事を言った。
「ドロップのハッカは実は嫌いじゃないんです」
「・・・わり、じゃ取っちゃったな」
「・・・イエ、舐めておいて下さい。声凄いですから・・・」
そう言われて、昨夜の自分の痴態を思い出してバツが悪くなる。 とにかく空気を変えたくて、適当に話しはじめる事にした。
「な、何でこの飴、キャンディーじゃなくてドロップって名前にしたんだろうな・・・」
「国や地域差は有るとは思いますけど、Dropって英語圏じゃ基本的に雫とか落ちる、飛び降りるっていう意味に使う事が多いんですよ」
あと、ペンダントトップに使われている宝石とか・・・っと缶を手に取りながら竹川が言った。
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