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99% cacao chocolate 1-6

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「寂しいと思う事は良い事だぜ?」
冷やかしとも真面目とも判断の着かない苦味の在る笑顔で言う。
「寂しいとか辛いと思う感情も、大事な人間の感情の一部だ。辛いと思うからこそ人はそこから抜け出そうと足掻く。前へ進む。」
「たかだか一週間の出張位で大げさだよ」
俺が苦笑で返す。
「そうか?俺は一晩で切ねぇけどな?」
今すぐ俺の腕の中に閉じ込めて思う様揺さぶって俺の事以外考えられない様にしてやりたいよ。
と呟く様に言った。
アダルティックな熱い科白にこっちが当てられそうだ。
「随分ご執心じゃねぇか。何?寂しい思いでもさせられてるの?」
捜査が忙しくてしばらく会って無いのかと、遠まわしに聞いた俺をじと目で見てから、拗ねたコバみたいに視線だけ明後日の方向に向けて高岡はブツブツ文句を言った。
「馬鹿っていうのはどうして自分の気持ちに鈍感なんだろうな?」
「あ?」
「あれだけベットの中で散々喘いでおきながら未だお前の事が好きだとか言うんだぜ!?挙句『竹川なんかより自分の方がふさわしい』とかぬかしやがるんだ!しかもベットの中でだ!!べっドの中!!」
開店前で自分達しか居ないのを良い事に、まるで溜まってる鬱憤を吐き出す様に高岡刑事が喚きだす。
「ところてんまでしておいて!!」
きいぃぃつ 
『ところてん!しかも2回!』なんて爽やかな朝の店内をエグイピンクに染める発言を連発させながら高岡がアルコールも入って無いのに管を巻いた。
・・・・・・良かった開店前で・・・。
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