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99% cacao chocolate 1-3

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「甘え方を知らねぇ分、求められると底無しなんだよな。大概のヤツは溺れるかコバみたいにそれにドップリ甘ったれるかどっちかなんだが」
『居るモンなんだなぁ』と言いながらヘラッっと笑って
「琢美嬢以外でお前が与えたいだけ求められるヤツ」
名前の漢字が同じな所が又運命めいてるよな。なんて柄にも無い事を言い出す始末だ。
「お前にマーキング(キスマーク付け)するヤツなんて琢美ちゃん以来始めてじゃねえ?」
「琢美はキスマークなんか着けなかったぜ?」
って言ったら、一瞬固まってから腹を抱えて笑い出した。
「おまっ気付いて無かったのかよ!年中着いてたよ!首の後ろ側に!!!」
爆笑する高岡刑事を前に、呆然としながらもう琢美のキスマークなんて跡形も無くなった自分の首の裏側に手を当てる。今になって琢美の意外な一面を発見するとは思わなかったぜ。
「そんで、今日は竹川さんはどうしたのよ?毎朝大通りまで一緒に来るのに、ここ二、三日姿見ネェじゃん?」
ナンで最後のカレーをすくって食べながら高岡刑事が聞いて来た。
「大通りが見えるって・・・。何だよ張り込み場所そんなに近くなのかよ!?」
どうりで最近出没率が高いと思ったら、てっきりコバのケツでも追いかけてるのかと思ってたぜ。と『金さん』発言のお返しにからかってやったら悪びれもせずに
「ソレも有る」
とあっさり認めた。厚顔無恥にはどうしたって適わねぇ。
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