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Firework 2-15

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「琢美以外でこんな気持ちになったのお前が始めてだ」
「それ・・・・・・て」
「お前が自覚している以上には、俺はお前の事好きなんだよ」
真っ赤になって両目に涙を溜めている竹川にキスをしてやる。
額に、こめかみに、目蓋に、目じりに、ゆっくりと触れるだけのキスを。
思いは伝わるだろうか?
「俺、多分傷跡位じゃ引かねぇぜ?」
それでも見せるのが嫌なら何も言う気はねぇケドさ。
「お前はずっとこのままで満足なのかよ?」
もう一度問いかける。
「でも・・・」
「俺はもっと色々したいよ」
言い終わると同時に、視界がぐるりと半回転して、下敷きにされ竹川の体重でクッションに押し付けられた。
「たけ・・・っん!」
食いつく様なキスで口をふ塞がれた。
乱暴に舌を絡め取られ、コレでもかと言う程嬲られる。
甘噛みされる度に痺れる様な快感が襲って来た。
長く激しい口付の後、息も絶え絶えの俺に額を会わせて
切なげに竹川が問いかける。
「本当に見せても大丈夫ですか?」
「少なくとも引いたりソレが原因で気持ちが冷めたりする俺じゃねぇよ」
そういうと、
「ふっ」
っと泣き笑いの、でもほころぶ様に笑った竹川が一言
「僕も色々したいです」
そう言って、俺の手を自分のシャツの合わせの所まで持って行った。 
遠慮無くシャツのボタンに指をかけてはずして行く俺に
「怖くなったら辞めて下さいね」
と竹川が言う、まだそんな事ほざくのかと呆れながら、それでも一応頷いておいた。
この分なら、そのウチ泊まりに行った旅館で悪代官ごっこも夢じゃねぇかも知れネェな、何てアホな事を考えた俺の浮かれた気分は竹川のシャツを脱がせた時点でボロボロと崩れ落ちた。
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