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sakura flavor 1-8

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「この前のコバの頭突きの後、竹川さんがタオルで冷やしてくれた時の事は覚えてるよなぁ?」
「それがどうかしたのかよ?」
内心ギクリとしながら意地でとぼけて聞き返す。 
「どうしたもこうしたも、お前あの時すんげー色っぽい顔して舌舐めずりまでしてたじゃねぇか」
「舌なっ?!」
嘘だろと詰め寄る俺に呆れた顔をして『なわけねぇだろ』と高岡刑事が返す。
「あのままディープキスでもするのかと思ぜ、あの時は」
何も言えなくなって手の平に顔を埋める俺に、高岡刑事が容赦無く言葉を続ける。
「お前が奥に引っ込んだ後の竹川さんを見せてやりたかったぜ。真っ赤になって俯いちゃってさ」
あの人直ぐ顔に出るよな。
と言いながらケケケと笑う。
「良いんじゃねぇの?この際、身長差なんて、つき合っちゃえばどうにでも成るだろ?」
所詮ひと事の高岡刑事はいかにも気楽に言う。
「竹川には好きなヤツが居るよ」
「だからそれお前の事だろ?」
「俺じゃねぇ」
「またまたぁ」
「アイツ『酷く傷つけたのに優しくしてくれる』って言ったんだ、俺は別に竹川に何か傷つけられた事はねぇもん。・・・・それに」
何か言おうとした高岡刑事を遮り言葉を続ける。
「あいつはダメだ・・・」
「男同士だってエッチは出来るんだぜ?」
そういう事じゃねぇよ
「俺、アイツに琢美重ねて見てるだけだから」
言ったとたんに変なものでも見る様な目をして高岡刑事が俺を見た。
「・・・?どうやって!?」
まぁ、気持ちは分かるけどな。

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