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old taste 2-3
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「え、えぇえ?!わたっ私に?」
面白いなぁ…オロオロしてる。
「はははは、はいっ是非!あ!でも今日は時間が…昼休憩で出て来たからっ、あの、食べたいんですっ。でも、その、今は…こっ今夜にでも!」
辛い過去を持つ人間の、特徴なのか琢美がそうだった様に竹川はちょっとした事でビクつく。
人によってはそれがカンに触るっていう人間もいるけど、俺は気にならない。
だって俺様、元ヤンだし、中学・高校時代の俺に対するパンピーの反応なんて皆こんな感じだったからな。
高校二年の後半になる頃には、近辺の下っ端ヤンキー共なんざぁすれ違う時は道一本ずらしてすれ違う位の勢いで避けられてたし…。
俺から喧嘩売った事は一度も無いんだけどなー。
だからさ、全然平気、そしてビク着く後輩達でこういうタイプの扱いも少しは解っているつもりだ。
「あ~あ~、そんな慌てなくて大丈夫ですから。昼夜カレーっていくら何でも辛いでしょ(笑)気が向いた時にでも言ってくれたらいつでも作るし、ね?」
無意識の内に竹川の頬を人差し指と中指の甲側ですりっと撫でてやる。
真っ赤になった竹川が下を向いたまま小さく
「はぃ…」
と返事をした。
図体はこんなにデカいのにさぁ・・・心臓はノミサイズだよなぁ・・・相変わらず。
ぷぷっ、と思わず笑ったら、隣でマトンカリーを待ちながらスプーンで遊んでたコバが呆気にとられた顔をして、手からスプーンを取り落とした。
カラーンと乾いた音が部屋に鳴り響く。
面白いなぁ…オロオロしてる。
「はははは、はいっ是非!あ!でも今日は時間が…昼休憩で出て来たからっ、あの、食べたいんですっ。でも、その、今は…こっ今夜にでも!」
辛い過去を持つ人間の、特徴なのか琢美がそうだった様に竹川はちょっとした事でビクつく。
人によってはそれがカンに触るっていう人間もいるけど、俺は気にならない。
だって俺様、元ヤンだし、中学・高校時代の俺に対するパンピーの反応なんて皆こんな感じだったからな。
高校二年の後半になる頃には、近辺の下っ端ヤンキー共なんざぁすれ違う時は道一本ずらしてすれ違う位の勢いで避けられてたし…。
俺から喧嘩売った事は一度も無いんだけどなー。
だからさ、全然平気、そしてビク着く後輩達でこういうタイプの扱いも少しは解っているつもりだ。
「あ~あ~、そんな慌てなくて大丈夫ですから。昼夜カレーっていくら何でも辛いでしょ(笑)気が向いた時にでも言ってくれたらいつでも作るし、ね?」
無意識の内に竹川の頬を人差し指と中指の甲側ですりっと撫でてやる。
真っ赤になった竹川が下を向いたまま小さく
「はぃ…」
と返事をした。
図体はこんなにデカいのにさぁ・・・心臓はノミサイズだよなぁ・・・相変わらず。
ぷぷっ、と思わず笑ったら、隣でマトンカリーを待ちながらスプーンで遊んでたコバが呆気にとられた顔をして、手からスプーンを取り落とした。
カラーンと乾いた音が部屋に鳴り響く。
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