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old taste 2-2
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「で、コバは何にする?」
「何だろうなぁ、この扱いの差…」
俺のコバに対するぞんざいな扱いに、1の子分とやらを自称するコバが不満そうな声を上げる。
いつもなら『あほう、昔馴染みと新規常連客の扱いが違うのは当然だろうが!』と言う所だが、今日は観客がいたんで遊びが入った。
「何言ってるんだよコバ、俺とお前の中じゃないか、ウチのメニューなんて、全部お前のココに入っているだろう?」
つつぅっと人差し指で喉を逆なでしてから、コバのデコをつんとつつくと、コバは悪乗りして来た。
「あぁあんっ先輩のいけずぅ。でもそんな所もス・テ・キもっと虐めてぇ」
一瞬の間の後、どちらともなく疲れたため息を着いた。
「止めろ、コバ。空気が腐る」
「ネタ振ったの先輩じゃないですか。」
あ。オレ、マトンカリー、ナン付きでお願いします。
とついでにメニューも注文する。
コバのマトンカリーの用意をしながら竹川にもメニューを訪ねる。
「竹川さんは決まった?」
「バターチキンをナンで」
竹川がこの店で頼むカレーは大体三種類。
バターチキンカリー
ほうれん草とナスのバターカリー
ピスタチオとチキンのカリー
全部この店で一番甘口のカレーなんだよな…。
しかもこの真冬だっつーのに食後のデザートにアイスクリームまで食べて行く…。
ひょっとして、このレベルでも辛いんじゃ無いだろうか…。
「…竹川さんさ、会社抜けて来たんだよね?今、時間どの位有る?」
「え?」
「メニューに無い甘口カレーが有るんだけど、食べてみない?辛いのが苦手な子や子供でも無理無く食べれる感じのカレーなんだけど?ちょっと時間かかるから、もし今日時間が無いなら次の機会でも良いんだけど。」
竹川は一瞬ポカーンとして、それから一気に露出している皮膚全てを赤くした。
「何だろうなぁ、この扱いの差…」
俺のコバに対するぞんざいな扱いに、1の子分とやらを自称するコバが不満そうな声を上げる。
いつもなら『あほう、昔馴染みと新規常連客の扱いが違うのは当然だろうが!』と言う所だが、今日は観客がいたんで遊びが入った。
「何言ってるんだよコバ、俺とお前の中じゃないか、ウチのメニューなんて、全部お前のココに入っているだろう?」
つつぅっと人差し指で喉を逆なでしてから、コバのデコをつんとつつくと、コバは悪乗りして来た。
「あぁあんっ先輩のいけずぅ。でもそんな所もス・テ・キもっと虐めてぇ」
一瞬の間の後、どちらともなく疲れたため息を着いた。
「止めろ、コバ。空気が腐る」
「ネタ振ったの先輩じゃないですか。」
あ。オレ、マトンカリー、ナン付きでお願いします。
とついでにメニューも注文する。
コバのマトンカリーの用意をしながら竹川にもメニューを訪ねる。
「竹川さんは決まった?」
「バターチキンをナンで」
竹川がこの店で頼むカレーは大体三種類。
バターチキンカリー
ほうれん草とナスのバターカリー
ピスタチオとチキンのカリー
全部この店で一番甘口のカレーなんだよな…。
しかもこの真冬だっつーのに食後のデザートにアイスクリームまで食べて行く…。
ひょっとして、このレベルでも辛いんじゃ無いだろうか…。
「…竹川さんさ、会社抜けて来たんだよね?今、時間どの位有る?」
「え?」
「メニューに無い甘口カレーが有るんだけど、食べてみない?辛いのが苦手な子や子供でも無理無く食べれる感じのカレーなんだけど?ちょっと時間かかるから、もし今日時間が無いなら次の機会でも良いんだけど。」
竹川は一瞬ポカーンとして、それから一気に露出している皮膚全てを赤くした。
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